金沢市立弥生小学校
金沢市立弥生小学校 | |
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国公私立の別 | 公立学校 |
設置者 | 金沢市 |
設立年月日 | 1950年 |
閉校年月日 | 2014年 |
共学・別学 | 男女共学 |
学期 | 2学期制[1] |
所在地 | 〒921-8036 |
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金沢市立弥生小学校(かなざわしりつ やよいしょうがっこう)は、石川県金沢市弥生にかつてあった公立小学校。
特色[編集]
2008年7月28日に発生した浅野川の水害と、小中学生による復旧作業を教訓に、金沢市では7月28日を「全市児童生徒ボランティアの日」に指定してボランティア活動を推進している。弥生小学校は金沢市立野町小学校・中村町小学校・泉中学校と連携した活動が行われていた。また、2009年には動物愛護・世界遺産教育・環境教育・平和教育を主な取り組みとして、ユネスコスクールに指定された[1]。
金沢市内の小学校では各校で独自に通知表に改良が施されている。弥生小学校ではA4判の全12ページからなる通知表が6月・11月・2月の下旬に児童へ配布された。各教科科目の評価はアルファベットや数字による判定ではなく、文章として記述されていた[2]。
春には毎年「観桜会」が開催された。これは、児童が合唱やダンスを披露し、高齢者が昔ながらの遊びを教えるといった、児童と地域の交流会であった[3]。
沿革[編集]
石川県師範学校附属小学校を前身とする[3]。1940年代に金沢市では児童数の増加が見られており、金沢市立弥生小学校はそれを受けて1950年に金沢市立野町小学校から分離して開校した[4]。1959年にはそれまで使用していた師範学校附属小学校時代の校舎が火災で全焼し、1960年に新校舎が建設された。師範学校付属小学校の象徴であった「ふたば像」も有志により新たに製作された[3]。師範学校時代の守衛舎は校庭に移築され、「ふれあいの家」へ転用された。「ふれあいの家」には師範学校時代のオルガンなどの備品が収蔵された[3]。
1991年には、6年生の女子を対象に、記録映像を視聴した際の練習成果への影響について金沢工業大学などにより研究が行われた[5]。2009年からは「全市児童生徒ボランティアの日」で金沢市立野町小学校・中村町小学校・泉中学校と連携と連携。また同年にユネスコスクールに指定[1]。
児童数の減少が見られ、2014年に野町小学校と統合する形で廃校となった。開校以降輩出した卒業生は約8000人に上った。開校された金沢市立泉小学校は野町小学校の校舎を転用しており、弥生小学校の跡地は金沢市立泉中学校と共に整備される予定[4]。
脚注[編集]
- ^ a b c “金沢市教育委員会第7回定例会議”. 金沢市教育委員会 (2009年). 2021年6月24日閲覧。
- ^ 鷲山靖「Webアルバムを活用したデジタルポートフォリオ学習・評価方式の研究」『美術教育学:美術科教育学会誌』第25巻、2004年、491頁、doi:10.24455/aaej.25.0_481。
- ^ a b c d “金沢市立弥生小学校 (4月17日放送)”. 石川テレビ. 2021年6月24日閲覧。
- ^ a b “金沢市の弥生小 63年の歴史に幕(石川県)”. 日本ニュースネットワーク (2014年3月28日). 2021年6月23日閲覧。
- ^ 青木隆、野田政弘、石村宇佐一「バスケットボールのドリブルショット技術習得における視覚フィードバックの効果 : 小学6年生を対象として(09.体育方法,一般研究発表)」『日本体育学会大会号』1994年、doi:10.20693/jspeconf.45.0_525。