里深文彦

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里深 文彦(さとふか ふみひこ、1942年 - )は、日本の科学史家。

兵庫県生まれ。1965年東京大学教養学部教養学科卒業。1972年、同大学院理学系研究科動物学専攻博士課程満期退学。1973年相模女子大学講師。1976年助教授。1978年、教授。1995年、退職、スウェーデン・ヨーテボリ大学客員教授。1998年、英国オープン・ユニバーシティ客員研究員、ウェールズ大学名誉研究員。2000年武蔵野女子大学教授、2004年東京農工大学教授。2006年富山県立大学教授。2008年、定年退任、大東文化大学環境創造学部教授。2012年、退職。

著書[編集]

  • 『等身大の科学 80年代科学技術への構想』日本ブリタニカ 1980
  • 『人類の知的遺産 80 現代の自然科学者』講談社 1984
  • 『転換期の技術社会 アジア・欧米最新科学事情』石田パンリサーチ出版局 1989
  • 『21世紀ヨーロッパの技術戦略 周縁から中心へ』現代書館 2001
  • 『人間的な産業の復活 ヨーロッパ型経営のモラル』2002 丸善ライブラリー
  • 『知らずに使ってはいけない 生活環境の警告レポート! 日本にいたらわからない"安全常識"』青萠堂 2003
  • 『国際環境を読む50のキーワード』東京書籍 2004
  • 『共生する科学技術 自然・人間・社会』コロナ社 2006

共編著[編集]

  • 『現代の科学・技術論』中村禎里共編 三一書房 1972
  • 『ニューサイエンス入門 現代科学のキーワード』編著 洋泉社 1986
  • 『科学技術の生態学 国際化時代の生産技術の展開と労働』林武共編著 アグネ承風社 1993
  • 『民具の文化史』諸岡青人共著 アグネ承風社 1996
  • 『甦るらせん水車 マイクロ水力発電への可能性を探る』瀧本裕士共著 パワー社 2010

翻訳[編集]

  • H.&S.ローズ 編『ラディカル・サイエンス 危機における科学の政治学』共訳 社会思想社 1980 そしおぶっくす
  • シアン・マーフィーほか『生物化学戦争 悪夢のシナリオ』綿貫礼子共訳 社会思想社・現代教養文庫 1985 
  • カークパトリック・セール『ヒューマンスケール 巨大国家の崩壊と再生の道』講談社 1987
  • D.ディクソン『戦後アメリカと科学政策 科学超大国の政治構造』監訳 同文館出版 1988
  • マイク・クーリー『人間復興のテクノロジー コンピュータ化時代を生きる倫理』監訳 御茶の水書房 1989
  • スサンタ・グナティカラ『自立するアジアの科学 「第三世界意識」からの解放』東玲子共訳 御茶の水書房 1990
  • J.H.ブルック 他『創造と進化』鈴木善次共訳 すぐ書房 2006 科学革命とキリスト教

参考[編集]