那須加美乃金子神社

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那須加美乃金子神社
所在地 長崎県対馬市上対馬町小鹿字大浜520
主祭神 那須加美乃金子神?、大屋彦神大己貴命
社格 式内社、旧村社
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那須加美乃金子神社(なすかみのかねこじんじゃ)は、長崎県対馬市上対馬町にある神社。『延喜式神名帳』に記された式内社

概要[編集]

古くは金子神と那祖師神を祀っており、『対州神社誌』には「那祖師大明神」とある[1]。小鹿と志多賀の山間には、神山と呼ばれる聖地があり、そこにあった「かなご」という磐境を、小鹿の那祖師社に合祀したとされる。そのため、「那須加美(那須神)」と「那祖師」は同一の存在を指していると考えられている[1]

現在では大屋彦神大己貴命が祭神とされているが、那須加美乃金子神はこれらの神とは異なる存在であるとされ、日本の神ではなく新羅の神であるとする説も存在する[2]

脚注[編集]

注釈[編集]

原典[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b 鈴木棠三『対馬の神道』(三一書房、1972年)
  2. ^ 式内社研究会『式内社調査報告書』(皇学館大学出版部)