見桃寺

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見桃寺
所在地 神奈川県三浦市白石町19-2
山号 紫陽山
宗派 臨済宗妙心寺派
本尊 釈迦如来
創建年 寛永5年(1628年
開山 白室玄虎
開基 向井政綱
札所等 三浦三十三観音霊場第2番
法人番号 2021005008438 ウィキデータを編集
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見桃寺(けんとうじ)は、神奈川県三浦市にある臨済宗妙心寺派寺院

前史[編集]

鎌倉時代鎌倉幕府歴代将軍は当地を度々訪れており、別荘も構えていた。初代将軍源頼朝も3つの別荘を持っていた。頼朝の別荘は「桃の御所」「桜の御所」「椿の御所」と呼ばれており、別荘跡地はそれぞれ見桃寺(当寺)・本瑞寺大椿寺になっている[1]

歴史[編集]

1628年寛永5年)、御船手奉行向井政綱の開基である[2]

当寺の本尊釈迦如来であるが、それとは別に薬師如来像なども安置されている。薬師如来像は平安時代の作といわれている[2][1]

大正初期、北原白秋は一時当地に住んでいたことがあり、白秋の歌碑が境内にある[1]

文化財[編集]

  • 薬師如来立像(三浦市指定文化財 昭和42年3月28日指定)[3]
  • 向井将監一族石塔群(市指定重要文化財 平成25年4月1日指定)

交通アクセス[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 神奈川県高等学校教科研究会社会科部会歴史分科会 編『神奈川県の歴史散歩 上(歴史散歩14) 川崎・横浜・北相模・三浦半島』山川出版社、2005年、269-273p
  2. ^ a b 見桃寺三浦七福神会
  3. ^ 指定文化財三浦市

参考文献[編集]

  • 神奈川県高等学校教科研究会社会科部会歴史分科会 編『神奈川県の歴史散歩 上(歴史散歩14) 川崎・横浜・北相模・三浦半島』山川出版社、2005年