紀在昌

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紀 在昌
時代 平安時代中期
生誕 不明
死没 不明
官位 従四位上式部大輔
主君 醍醐天皇村上天皇
氏族 紀氏
父母 父:紀淑信
橘公廉娘
伊輔、伊任、伊賢、兼輔
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紀 在昌(き の ありまさ)は、平安時代中期の貴族儒学者中納言紀長谷雄の孫。式部大輔・紀淑信の子。官位従四位上・式部大輔。

経歴[編集]

延長6年(928年)頃に文章得業生となり、大内記・式部少輔・民部大輔文章博士伊予権介などを歴任、従四位上・式部大輔に至った。醍醐村上朝に活躍し、憲平親王(冷泉天皇)の侍読を勤めた。

文粋』『類聚句題抄』などに漢詩・漢文が残る。

官歴[編集]

系譜[編集]

尊卑分脈』による。

  • 父:紀淑信
  • 母:不詳
  • 妻:橘公廉の娘
    • 男子:紀伊輔
  • 生母不明の子女
    • 男子:紀伊任[4]または輔任
    • 男子:紀伊賢
    • 男子:紀兼輔

脚注[編集]

  1. ^ a b c 『九暦』
  2. ^ a b 『類聚符宣抄』9
  3. ^ 『尊卑分脈』
  4. ^ 「紀氏系図」(『群書類従』巻第63所収)

参考文献[編集]