母なれば女なれば

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母なれば女なれば
監督 亀井文夫
脚本 棚田吾郎
製作 寺田昌業、柏倉昌美 
出演者 山田五十鈴神田隆岸旗江沼崎勲三島雅夫加藤嘉北林谷栄
音楽 飯田信夫 
撮影 立花幹也
編集 河野秋和
配給 東映
公開 日本の旗 1952年1月17日
上映時間 100分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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母なれば女なれば』(ははなればおんななれば)は、キヌタプロダクション1952年に製作し、東映が配給した日本映画である。

概要[編集]

1950年第4次東宝争議の解決金(前払金)として日本映画演劇労働組合東宝支部に支払われた600万円[1]のうち、200万円を資本金にして設立されたとされる[2]「キヌタプロダクション」の第1回作品。

徳永直の書き下ろしの原作を娯楽作品の脚本家棚田吾郎が脚色、ドキュメンタリー作品で実績のある亀井文夫がメガホンをとった。

戦争未亡人の役を1950年5月26日日本映画演劇労働組合への加入を発表[3]した大女優 山田五十鈴が演じた。

あらすじ[編集]

戦争未亡人の春枝は、ふたりの幼児を抱えながら、ミシンで縫製の仕事をしている。空襲で見失った長男を毎日探し歩く。ある日、長男との突然の再会によって、にぎやかな暮らしが戻るが、春枝は、新しい恋とこれまでの家族との暮らしの間で揺れ動く。

出演者[編集]

出典[編集]

  1. ^ 法政大学大原社研 東宝争議〔日本労働年鑑 第24集 293〕
  2. ^ YIDFF 2001 公式カタログ
  3. ^ 法政大学大原社研 東宝争議〔日本労働年鑑 第24集 292〕