廣永遼太郎

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廣永 遼太郎
名前
愛称 ヒロ[1][2]
カタカナ ヒロナガ リョウタロウ
ラテン文字 HIRONAGA Ryotaro
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1990-01-09) 1990年1月9日(34歳)
出身地 東京都田無市
(現:西東京市[3][4]
身長 186cm
体重 82kg
選手情報
在籍チーム 日本の旗 tonan前橋
ポジション GK
利き足 左足[2]
ユース
1996-2001
2002-2004
2005-2007
JACPA東京FC
FC東京U-15深川[注 1]
FC東京U-18
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2008-2014 FC東京 0 (0)
2008 横河武蔵野FC(loan) 0 (0)
2009-2010 ファジアーノ岡山(loan) 5 (0)
2014 カターレ富山(loan) 11 (0)
2015-2020 サンフレッチェ広島 1 (0)
2021-2023 ヴィッセル神戸 2 (0)
2024‐ tonan前橋
代表歴
2005-2007  日本U-15/16/17
2009  日本U-20
1. 国内リーグ戦に限る。2024年4月7日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

廣永 遼太郎(ひろなが りょうたろう、1990年1月9日 - )は、東京都田無市(現:西東京市)出身のプロサッカー選手関東サッカーリーグtonan前橋所属。ポジションはゴールキーパー(GK)

来歴[編集]

4歳の時にサッカーを始める[1]。 JACPA東京FCの先輩である中野遼太郎吉本一謙に勧められ[4]、中学からFC東京U-15に加入。以後、FC東京の下部組織で活躍。同期の田端信成とは激しいポジション争いを演じた[1]。他の同期には大竹洋平椋原健太丸山祐市岡田翔平田中奏一宮阪政樹井澤惇加藤淳也らがいた。

また、U-17ワールドカップを目指す日本代表では、吉田智志原裕太郎大畑拓也などとの争いを制し、一貫してレギュラーを確保。2006年のAFC U-17選手権準々決勝のイラン戦では、12人目までもつれたPK戦[5] を好セーブで乗り切り[6] 同大会12年ぶりの優勝に貢献。翌2007年開催のU-17ワールドカップでは劣勢[注 2]を凌ぎ切れず、グループリーグ敗退を喫した。

2008年より大竹、椋原と共にトップチームへ昇格を果たしたが[3]、直後に横河武蔵野FC(現:東京武蔵野シティFC)に期限付き移籍をした[8]。横河武蔵野の練習のない日にはFC東京の練習に参加し、FC東京公式ウェブサイト内の選手ダイアリーに執筆をするなど、両クラブの理解によりフレキシブルな形で1年を過ごし、経験値を高めた。

2009年FC東京に復帰。シーズン開幕前のキャンプでは、前年までの正GKだった塩田仁史の離脱などによって、主力組に抜擢されることもあったが[9]、この好機を掴めず、リーグ戦3試合、カップ戦2試合にベンチ入りするに留まった。

同年8月よりJ2・ファジアーノ岡山に期限付き移籍[10][11]2010年J2第26節北九州戦でJリーグデビュー。期限付き移籍期間満了により同年限りで退団[12]

2011年よりFC東京へ復帰。2013年からは日本プロサッカー選手会支部長を担当。

2014年8月、カターレ富山へ期限付き移籍[13][14]。同月24日のJ2第28節熊本戦で4年ぶりの公式戦出場を果たした。

2015年、サンフレッチェ広島へ完全移籍[15][16]。 15年、16年とリーグ戦出場は無かったが、2017シーズンの開幕戦にて先発に抜擢され、加入後初出場を果たした。しかしその後は正GKの林卓人中林洋次が白熱するポジション争いをする中で割って入ることは出来ず、最終的には第3GKとなった。

2021年、ヴィッセル神戸へ完全移籍[17]飯倉大樹が怪我で離脱していたこともあって第2GKとしてベンチ入りを続け、ルヴァンカップ第2節・FC東京戦で加入後初出場を果たした。飯倉復帰後は試合メンバーから外れるも、7月17日に行われたセレッソ大阪戦にて先発出場していた飯倉が負傷。後半13分に途中出場で加入後J1初出場を果たした。正GKの前川黛也と飯倉が怪我で離脱したこともあり、同月21日のガンバ大阪戦ではスタメン出場し、自身のJ1リーグ戦における初勝利をあげた[18]。結果この年はリーグ戦先発1試合途中出場1試合の合計2試合に出場した。

2024年4月5日、関東サッカーリーグtonan前橋へ加入することが発表された[19]

所属クラブ[編集]

個人成績[編集]

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2008 FC東京 34 J1 0 0 - - 0 0
2008 横河武蔵野 31 JFL 0 0 - - 0 0
2009 FC東京 J1 0 0 0 0 - 0 0
岡山 47 J2 0 0 - 0 0 0 0
2010 5 0 - 0 0 5 0
2011 FC東京 21 0 0 - 0 0 0 0
2012 J1 0 0 0 0 0 0 0 0
2013 0 0 0 0 0 0 0 0
2014 0 0 0 0 0 0 0 0
富山 41 J2 11 0 - - 11 0
2015 広島 21 J1 0 0 0 0 0 0 0 0
2016 0 0 0 0 0 0 0 0
2017 1 0 3 0 1 0 5 0
2018 0 0 0 0 0 0 0 0
2019 0 0 0 0 1 0 1 0
2020 0 0 0 0 - 0 0
2021 神戸 32 2 0 1 0 0 0 3 0
2022 0 0 0 0 0 0 0 0
2023 0 0 0 0 0 0 0 0
通算 日本 J1 3 0 4 0 2 0 9 0
日本 J2 16 0 - 0 0 16 0
日本 JFL 0 0 - - 0 0
総通算 19 0 4 0 2 0 25 0
国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点
AFCACL
2012 FC東京 21 0 0
2016 広島 0 0
2019 0 0
2022 神戸 32 0 0
通算 AFC 0 0

タイトル[編集]

代表歴[編集]

脚注[編集]

注釈
  1. ^ a b 2004年より、U-15からU-15深川に改称。
  2. ^ 3試合で計65本ものシュートを浴びている[7]
出典
  1. ^ a b c d e f 『FC東京ファンブック 2008』毎日新聞社、2008年、61頁。 
  2. ^ a b 選手データベース”. 2010年1月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年11月2日閲覧。 WEBサッカーマガジン (2008年2月21日)
  3. ^ a b c d 廣永遼太郎選手 (FC東京U−18) 来季新加入内定のお知らせ”. 2007年11月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年11月2日閲覧。 FC東京 (2007年9月13日)
  4. ^ a b ユース選手紹介 卒業生 (廣永遼太郎) 東京中日スポーツ
  5. ^ 試合記録 (PDF) 日本サッカー協会 (2006年9月11日)
  6. ^ 【Road to 2008 vol.6】U-17日本代表2006年総括 J's GOAL (2006年12月20日)
  7. ^ MATCH Report Japan-HaitiJapan-NigeriaFrance-Japan 国際サッカー連盟
  8. ^ 廣永遼太郎選手 横河武蔵野フットボールクラブへ期限付き移籍決定のお知らせ”. 2008年5月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年11月2日閲覧。 FC東京 (2008年3月12日)
  9. ^ 練習試合結果 VS 柏レイソル FC東京公式 (2009年2月15日)
  10. ^ 廣永遼太郎選手 ファジアーノ岡山へ期限付き移籍決定のお知らせ”. 2009年10月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年11月2日閲覧。 FC東京 (2009年8月10日)
  11. ^ 廣永遼太郎選手期限付き移籍加入のお知らせ ファジアーノ岡山 (2009年8月10日)
  12. ^ 廣永遼太郎選手期限付き移籍期間満了のお知らせ ファジアーノ岡山 (2010年12月11日)
  13. ^ 廣永遼太郎選手 カターレ富山へ期限付き移籍のお知らせ FC東京 (2014年8月13日)
  14. ^ 廣永遼太郎選手 FC東京より期限付き移籍加入のお知らせ カターレ富山 (2014年8月13日)
  15. ^ 廣永遼太郎選手 FC東京より完全移籍加入のお知らせ”. サンフレッチェ広島F.C (2014年12月24日). 2014年12月24日閲覧。
  16. ^ 廣永遼太郎選手 サンフレッチェ広島へ完全移籍のお知らせ”. FC東京 (2014年12月24日). 2014年12月24日閲覧。
  17. ^ GK廣永遼太郎選手 サンフレッチェ広島より完全移籍加入のお知らせ”. ヴィッセル神戸 (2021年1月8日). 2021年1月8日閲覧。
  18. ^ 【J1分析】G大阪痛恨の逆転敗北!神戸GK廣永遼太郎の「男泣き感動シーン」【G大阪ー神戸】 原悦生PHOTOギャラリー「サッカー遠近」 サッカー批評 2021年7月23日
  19. ^ GK廣永遼太郎選手 tonan前橋へ完全移籍のお知らせ”. ヴィッセル神戸オフィシャルサイト. 2024年4月7日閲覧。
  20. ^ FC東京U-15 パリ国際大会で廣永、宮阪がベストイレブン賞に輝く! FC東京 (2003年6月13日)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]