庄五郎 (江戸時代)

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庄五郎(しょうごろう、生没年不詳)とは、江戸時代にいたとされる絵師

来歴[編集]

宝永7年(1710年)刊行の『寛濶平家物語』巻四、「微塵も絵図に違ぬ女」に、「板行の浮世絵を見るにつけても、むかしの庄五郎が流を、吉田半兵衛まなびながら、一流つゞましやかに書出しければ、京大坂の草子は半兵衛一人にさだまりぬ」とあるが、この『寛濶平家物語』に吉田半兵衛がその絵に学んだとあること以外一切不明であり、作品も確認されていない。

参考文献[編集]

  • 『近世文芸叢書』(第七) 国書刊行会、1911年 ※『寛濶平家物語』所収。国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり[1]
  • 藤懸静也 『増訂浮世絵』 雄山閣、1946年 ※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり、69頁[2]