守山八幡宮 (宇城市)

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守山八幡宮
所在地 熊本県宇城市小川町南部田1108
位置 北緯32度35分42秒 東経130度42分54秒 / 北緯32.594923度 東経130.715042度 / 32.594923; 130.715042座標: 北緯32度35分42秒 東経130度42分54秒 / 北緯32.594923度 東経130.715042度 / 32.594923; 130.715042
主祭神 応神天皇
神功皇后
姫大神
社格 郷社
創建 1051年(永承6年)
例祭 10月15日
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守山八幡宮(もりやまはちまんぐう)は、熊本県宇城市小川町南部田にある神社である。旧社格郷社

概略[編集]

ほぼ南北に走る日岳山脈の主峰である日岳(標高243m)のふもとに鎮座する神社。由緒は古く、宇佐八幡宮の末社であったと伝えられるが[1]1051年永承6年)、男山八幡宮(石清水八幡宮)の末社として新装復興した年を創建年としている[2]1048年(永承3年)から1051年(永承6年)にかけて社殿が造営され、男山八幡宮の社人高橋宗願が代官となって神幸を奉修した。

鉄眼一切経(黄檗版大蔵経(鉄眼版))で知られる江戸時代の禅僧・鉄眼道光は、守山八幡宮の社僧・佐伯浄信の子として生まれた[3]。なおその生家は、鉄眼道光自身により後に三宝寺と名付けられ、守山八幡宮に隣接している。

祭神[編集]

合祀[編集]

  • 南小野神社(旧村社)も合祀されている。なお、南小野神社は、1910年明治43年)に熊野座神社と合併している。
    • 南小野神社と熊野座神社の御祭神
      (五十猛命。王位姫命。伊弉冉命。事解之男命。速玉男命。神功皇后)

祭祀・信仰[編集]

  • 例祭日は、10月15日

境内社[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 小川町史編纂委員会編纂 『小川町史』 小川町役場(熊本県)、1979年
  2. ^ 熊本日日新聞社編纂『熊本県大百科辞典』熊本日日新聞社、1982年、819頁
  3. ^ 源了円『鉄眼 - 仮字法語・化縁之疏』講談社、1994、9頁

参考文献[編集]

  • 日本歴史地名大系44 『熊本県の地名』 平凡社、1985年、645頁
  • 角川日本地名大辞典編纂委員会編『角川日本地名大辞典43 熊本県』角川書店、1987年、1082頁

関連項目[編集]