夏の歌
『夏の歌』(なつのうた、英語:A Song of Summer)は、フレデリック・ディーリアスが作曲した交響詩。
概要[編集]
1929年の作品で、当時ディーリアスは失明していたために、口述筆記によって友人エリック・フェンビーが筆耕を務めて完成させた[1]。
本作の事情についてディーリアスはフェンビーに次のように語ったという[2]。
1918年にディーリアスが作曲した未発表の交響詩『人生と愛の詩』を改作したのが本作である[2]。
編成[編集]
拡充された3管編成のオーケストラによる。
- フルート3[1]
- オーボエ2[1]
- コールアングレ1[1]
- クラリネット3[1]
- バス・クラリネット1[1]
- ファゴット3[1]
- コントラファゴット1[1]
- ホルン4[1]
- トランペット3[1]
- トロンボーン3[1]
- チューバ1[1]
- ティンパニ[1]
- ハープ1[1]
- 弦5部[1]
初演[編集]
1931年9月17日にヘンリー・ウッドの指揮によりロンドンで初演され、フェンビーに献呈された[1]。
演奏時間[編集]
約9分