塩見直紀

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塩見 直紀[1](しおみ なおき、1965年4月4日 - )は、半農半X提唱者[2]

半農半Xコンセプトは国内外にひろがり、政策化される。Local AtoZ Makerとして、古典的編集手法AtoZやアイデアブック(地域資源から新しいアイデアを生み出す問題集)を使ったローカルメディア、教材開発をおこなう。半農半X研究所代表、総務省地域力創造アドバイザー。京都府綾部市出身。

経歴[編集]

皇學館大学文学部国史学科(日本古代史専攻/律令時代の官職制度研究)卒。龍谷大学大学院政策学研究科(NPO・地方行政コース)修了(政策学修士)。京都市立芸術大学大学院美術研究科(メディア・アート領域)博士後期課程単位取得退学。美術博士。

1989年より株式会社フェリシモに約10年勤務。1999年、故郷の綾部にUターン。2000年、半農半X研究所設立。同年、里山ねっと・あやべ(NPO法人)立ち上げに参画。都市農村交流や移住促進、綾部里山交流大学、市内外への情報発信、地域資源調査、市のブランディング等をおこなう。

2016年より5年間、福知山公立大学地域経営学部地域経営学科特任准教授、2021年より1年間、北九州市立大学地域共生教育センター特任教員をつとめる。

著書[編集]

単著[編集]

・『半農半X的 これからの生き方キーワードAtoZ(かんがえるタネ4)』農文協、2023

・『塩見直紀の京都発コンセプト88―半農半Xから1人1研究所まで』京都新聞出版センター、2023

・『半農半Xという生き方【決定版】』ちくま文庫、2014 ※2003年の文庫版

・『半農半Xという生き方 実践編』半農半Xパブリッシング、2013 ※2006年の新装版

・『半農半Xという生き方』ソニー・マガジンズ新書、2008 ※2003年の新書版

・『綾部発 半農半Xは人生の歩き方88』遊タイム出版、2007

・『半農半Xという生き方 実践編』ソニー・マガジンズ、2006

・『半農半Xという生き方』ソニー・マガジンズ、2003

編著、共著[編集]

・『半農半X―これまで・これから』(編著)創森社、2021

・『新基本計画はコロナ時代を見据えているか』農林統計、2021

・『実践者が語る 半農半Xのいまとこれから』(編著)よもぎ書店、2019

・『日本農業への問いかけ-』ミネルヴァ書房、2014

・『農力検定』コモンズ、2012

・『就職しない生き方』インプレス、2012 ※インタビュー集

・『本来農業宣言』コモンズ、2009

・『土から平和へ―みんなで起こそう農レボリューション』(編著)コモンズ、2009

・『京の田舎ぐらし-18の新しいライフスタイル』京都新聞出版センター、2008

・『自給再考―グローバリゼーションの次は何か』農文協、2008

・『半農半Xの種を播く―やりたい仕事も、農ある暮らしも』(編著)コモンズ、2007

・『青年帰農~若者たちの新しい生きかた』農文協、2002

翻訳本[編集]

・単著『半農半Xという生き方【決定版】』=韓国2015、ベトナム2022

・単著『半農半Xという生き方』=台湾2006、中国2013、2016

・単著『綾部発 半農半Xな人生の歩き方』=台湾2013、中国2015

・共著『自給再考―グローバリゼーションの次は何か』=韓国、2010

ワークブック[編集]

・「スモールビジネスのつくり方 問題集」スモールビジネス女性起業塾、2017

・「ローカルビジネスデザイン研究所のつくり方」綾部ローカルビジネスデザイン研究所、2017

・「AtoZが世界を変える!」綾部ローカルビジネスデザイン研究所、2017

・「じぶん資源とまち資源の見つけ方」綾部ローカルビジネスデザイン研究所、2016

・「ローカルビジネスのつくり方問題集」綾部ローカルビジネスデザイン研究所、2015

・「かくまちBOOK~「書く」という観点からのまちづくり」半農半Xパブリッシング、2012

・「半農半Xデザインブック~翼と根っこと」半農半Xパブリッシング、2008

Local AtoZシリーズ[編集]

  • 「塩見直紀AtoZ」(2018)
  • 「AtoZスケッチ~自分AtoZをつくろう」(2020)
  • 「これからを生きるためのAtoZ」(2020)
  • 「26の問いから考える1人1研究所NOTE(2021)」

AtoZ専用ホームページ(https://atozconcept.net/)

  • 地域資源から新しいアイデアを生み出す問題集【全国市町村編】福知山編(2018)
  • 市区町村編(  ~  )
  • 明智光秀公と福知山IDEABOOK(2020)

 

専用ホームページで公開中(https://ideabookconcept.net/)

  • 福知山公立大学ゼミ
  • コンセプトゼミ(2020)
  • エックス系移住(2019)

脚注[編集]

  1. ^ 塩見直紀ホームページ”. www.towanoe.sakura.ne.jp. 2023年3月10日閲覧。
  2. ^ 生き方を変える今こそ「半農半X」 生みの親、塩見直紀さんに聞いた:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル (2022年7月5日). 2023年3月16日閲覧。

外部リンク[編集]