ローマンレジェンド

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ローマンレジェンド
2012年11月4日みやこステークス(GIII)にて
欧字表記 Roman Legend
品種 サラブレッド
性別
毛色 黒鹿毛
生誕 2008年2月24日(16歳)
抹消日 2016年4月27日
スペシャルウィーク
パーソナルレジェンド
母の父 Awesome Again
生国 日本の旗 日本北海道千歳市
生産者 社台ファーム
馬主 太田美實
→太田珠々子
調教師 藤原英昭栗東
競走成績
生涯成績 29戦10勝
獲得賞金 3億6,119万4,000円
中央:2億7,569万4,000円
地方:8,550万0,000円
勝ち鞍
GI 東京大賞典 2012年
GIII エルムステークス 2012年・2014年
GIII みやこステークス 2012年
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ローマンレジェンドRoman Legend)は、日本競走馬馬名の意味はローマ伝説。おもな勝ち鞍は2012年東京大賞典2012年みやこステークス2012年2014年エルムステークス(隔年制覇)。

経歴[編集]

3歳(2011年)[編集]

1月5日の京都の3歳新馬戦芝2000mに出走。1番人気になるも3着に敗れる。続く芝2200mの未勝利戦も8着となった。このため3ヶ月の休養を挟み5月1日の京都のダート1800mの未勝利戦に1番人気で出走。2着に6馬身差の圧勝で初勝利を飾った。このあと休養に入り、11月の京都古馬500万下に出走し、人気に応え2勝目となった。しかし年末の阪神の1000万下は惜しくも2着に惜敗となったものの赤穂特別は先行抜け出して3勝目となった。

4歳(2012年)[編集]

休養をはさんで1600万下の上加茂ステークス、灘ステークスを連勝。7月の中京のジュライステークスは2着に6馬身差の圧勝でオープン初勝利(中京ダート1800mのコースレコード更新)。勢いでエルムステークスで重賞初出走。GI馬エスポワールシチーに競り勝って重賞初制覇を飾った。続くみやこステークスも直線差しきって重賞連勝となった。しかしジャパンカップダートは主戦の岩田康誠が前週のジャパンカップでの騎乗停止で乗れなかった影響もあり、4着となり1番人気に応えることができなかった。そして東京大賞典は最後の直線でのワンダーアキュートとの叩き合いを制して、GI初制覇を果たした。

5歳(2013年)[編集]

かしわ記念は1番人気に推されながら3着に敗れ、帝王賞は6着に敗れた。秋に入り、みやこステークス3着、ジャパンカップダート13着、東京大賞典は6着と勝ちきれないレースが続いた。東京大賞典のレース後に右トモの骨折が判明、休養に入った[1]

6歳(2014年)〜8歳(2016年)[編集]

休養を挟んで2014年7月のエルムステークスで久々の勝利を挙げるも、その後は惨敗が続き2016年4月のアンタレスステークスを最後に現役を引退した。引退後は京都競馬場で誘導馬になる[注 1][3]

競走成績[編集]

競走日 競馬場 競走名 頭数 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム
(上り3F)
タイム
勝ち馬/(2着馬)
2011.01.05 京都 3歳新馬 15 002.1 0(1人) 03着 鮫島良太 56 芝2000m(良) 02:06.1 (34.7) -0.3 アドマイヤパーシア
0000.01.22 京都 3歳未勝利 16 004.6 0(3人) 08着 藤田伸二 56 芝2200m(良) 02:17.0 (35.7) -0.6 ギュスターヴクライ
0000.05.01 京都 3歳未勝利 15 001.7 0(1人) 01着 岩田康誠 56 ダ1800m(稍) 01:53.0 (36.7) -1.0 (スプリングルシオ)
0000.11.05 京都 3歳上500万下 11 001.9 0(1人) 01着 岩田康誠 55 ダ1800m(良) 01:52.6 (36.3) -0.6 (トップオブカハラ)
0000.12.11 京都 3歳上1000万下 16 001.6 0(1人) 02着 岩田康誠 56 ダ1800m(良) 01:53.6 (36.9) -0.1 ナリタシルクロード
0000.12.25 阪神 赤穂特別 1000万下 12 001.8 0(1人) 01着 川田将雅 56 ダ1800m(良) 01:54.7 (37.5) -0.2 デスペラード
2012.04.22 京都 上賀茂S 1600万下 13 002.4 0(1人) 01着 岩田康誠 56 ダ1800m(稍) 01:51.2 (35.9) -0.2 (サンライズモール)
0000.06.09 阪神 灘S 1600万下 14 001.5 0(1人) 01着 岩田康誠 57 ダ1800m(不) 01:48.5 (35.3) -0.3 (ウインドミネーター)
0000.07.15 中京 ジュライS OP 09 001.5 0(1人) 01着 岩田康誠 56 ダ1800m(良) R1:49.4 (37.0) -1.0 (トウショウフリーク)
0000.08.25 札幌 エルムS GIII 11 001.5 0(1人) 01着 岩田康誠 56 ダ1700m(良) 01:42.2 (35.9) -0.0 エスポワールシチー
0000.11.04 京都 みやこS GIII 16 001.4 0(1人) 01着 岩田康誠 57 ダ1800m(良) 01:49.6 (36.7) -0.0 ニホンピロアワーズ
0000.12.02 阪神 JCダート GI 16 002.3 0(1人) 04着 M.デムーロ 57 ダ1800m(良) 01:49.8 (36.6) -1.0 ニホンピロアワーズ
0000.12.29 大井 東京大賞典 GI 12 002.6 0(2人) 01着 岩田康誠 57 ダ2000m(重) 02:05.9 (38.5) -0.1 ハタノヴァンクール
2013.05.06 船橋 かしわ記念 JpnI 11 002.0 0(1人) 03着 岩田康誠 57 ダ1600m(良) 01:38.3 (37.5) -0.5 ホッコータルマエ
0000.06.26 大井 帝王賞 JpnI 12 002.7 0(2人) 06着 岩田康誠 57 ダ2000m(不) 02:05.1 (38.6) -2.1 ホッコータルマエ
0000.11.03 京都 みやこS GIII 16 003.5 0(1人) 03着 岩田康誠 59 ダ1800m(良) 01:49.4(36.5) -0.2 ブライトライン
0000.12.01 阪神 JCダート GI 16 006.3 0(2人) 13着 岩田康誠 57 ダ1800m(良) 01:51.8(37.4) -1.4 ベルシャザール
0000.12.29 大井 東京大賞典 GI 09 008.1 0(4人) 06着 岩田康誠 57 ダ2000m(良) 02:09.6(38.4) -3.0 ホッコータルマエ
2014.07.27 札幌 エルムS GIII 13 005.2 0(3人) 01着 岩田康誠 58 ダ1700m(不) 01:41.9(36.2) -0.0 (クリノスターオー)
0000.12.07 中京 チャンピオンズC GI 16 007.1 0(3人) 03着 岩田康誠 57 ダ1800m(良) 01:51.2(36.6) -0.2 ホッコータルマエ
0000.12.29 大井 東京大賞典 GI 16 006.8 0(4人) 05着 岩田康誠 57 ダ2000m(重) 02:04.7(38.4) -1.7 ホッコータルマエ
2015.02.22 東京 フェブラリーS GI 16 009.0 0(4人) 05着 岩田康誠 57 ダ1600m(良) 01:36.6(35.8) -0.3 コパノリッキー
0000.04.18 阪神 アンタレスS GIII 16 006.1 0(3人) 06着 岩田康誠 58 ダ1800m(良) 01:50.4(37.1) -0.8 クリノスターオー
0000.05.23 京都 平安S GIII 16 009.1 0(5人) 03着 岩田康誠 58 ダ1900m(良) 01:55.4(36.5) -0.3 インカンテーション
0000.11.08 京都 みやこS GIII 11 006.1 0(4人) 03着 岩田康誠 58 ダ1800m(不) 01:47.8(36.3) -0.0 ロワジャルダン
0000.12.06 中京 チャンピオンズC GI 16 012.4 0(4人) 14着 岩田康誠 57 ダ1800m(良) 01:52.5(39.8) -2.1 サンビスタ
2016.01.24 中京 東海S GII 12 007.8 0(5人) 06着 岩田康誠 57 ダ1800m(良) 01:53.5(37.7) -1.6 アスカノロマン
0000.02.21 東京 フェブラリーS GI 16 086.8 (13人) 09着 内田博幸 57 ダ1600m(重) 01:34.8(35.3) -0.8 モーニン
0000.04.16 京都 アンタレスS GIII 16 048.2 (10人) 12着 岩田康誠 58 ダ1800m(良) 01:51.4(38.0) -1.5 アウォーディー
  • タイム欄のRはレコード勝ちを示す。

血統表[編集]

ローマンレジェンド血統サンデーサイレンス系ヘイルトゥリーズン系) / Northern Dancer 12.50% 5x5x4) (血統表の出典)

スペシャルウィーク 1995
黒鹿毛 北海道門別町
父の父
*サンデーサイレンス
Sunday Silence 1986
青鹿毛 アメリカ
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
キャンペンガール 1987
鹿毛 北海道門別町
マルゼンスキー Nijinsky II
*シル
レディーシラオキ *セントクレスピン
ミスアシャガワ

*パーソナルレジェンド
Personal Legend 2000
栗毛 アメリカ
Awesome Again 1994
鹿毛
Deputy Minister Vice Regent
Mint Copy
Primal Force Blushing Groom
Prime Prospect
母の母
Highland Legend 1991
栗毛
Storm Bird Northern Dancer
South Ocean
Santella Coastal
Santa Quilla F-No.20

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 現在は京都競馬場で重賞競走の誘導も務めている[2]

出典[編集]

外部リンク[編集]