マックス・モロフ

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マックス・モロフ
Max Moroff
ピッツバーグ・パイレーツ時代
(2017年6月7日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 フロリダ州オレンジ郡ウィンターパーク英語版
生年月日 (1993-05-13) 1993年5月13日(31歳)
身長
体重
5' 10" =約177.8 cm
185 lb =約83.9 kg
選手情報
投球・打席 右投両打
ポジション 二塁手遊撃手
プロ入り 2012年 MLBドラフト16巡目
初出場 2016年7月31日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

マックス・アンソニー・モロフMax Anthony Moroff, 1993年5月13日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州オレンジ郡ウィンターパーク英語版出身のプロ野球選手内野手)。右投両打。現在は、フリーエージェント(FA)。愛称はマックスウェルMaxwell[1]

経歴[編集]

プロ入りとパイレーツ時代[編集]

2012年MLBドラフト16巡目(全体496位)でピッツバーグ・パイレーツから指名され、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・パイレーツでプロデビュー。23試合に出場して打率.343、1本塁打、7打点、7盗塁を記録した。

2013年はA級ウェストバージニア・パワーでプレーし、115試合に出場して打率.233、8本塁打、48打点、8盗塁を記録した。

2014年はA+級ブレイデントン・マローダーズでプレーし、130試合に出場して打率.244、1本塁打、50打点、21盗塁を記録した。

2015年AA級アルトゥーナ・カーブでプレーし、136試合に出場して打率.293、7本塁打、51打点、17盗塁を記録した。オフの11月20日に40人枠入りした[2]

2016年は開幕からAAA級インディアナポリス・インディアンスでプレー。7月31日にメジャー初昇格を果たし、同日のミルウォーキー・ブルワーズ戦でメジャーデビュー[3]。2試合に出場後、8月4日にAAA級インディアナポリスへ降格した。この年AAA級インディアナポリスでは133試合に出場して打率.230、8本塁打、45打点、9盗塁を記録した。

2017年はメジャーでの出場が56試合に増え、打率.200、3本塁打、21打点を記録した。また、7月19日のブルワーズ戦では延長10回裏にサヨナラ安打を放っている[4]

2018年は26試合に出場して打率.186、3本塁打、9打点を記録した。

インディアンス時代[編集]

2018年11月14日にエリック・ゴンザレスターナジ・トーマス英語版ダンテ・メンドーサとのトレードで、ジョーダン・ルプロウと共にクリーブランド・インディアンスへ移籍した[5]

2019年5月5日にDFAとなり[6]、11日にマイナー契約で傘下のAAA級コロンバス・クリッパーズへ配属された。オフの11月4日にFAとなった[7]

メッツ傘下時代[編集]

2019年12月5日にニューヨーク・メッツとマイナー契約を結び、2020年スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[8]

だが、2020年は新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグの試合が開催されず、メジャーにも昇格しなかったため、公式戦の出場は無かった。オフの11月2日にFAとなった[7]

カージナルス時代[編集]

2020年12月15日にセントルイス・カージナルスとマイナー契約を結び、2021年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[9]

2021年は開幕をAAA級メンフィス・レッドバーズで迎えた。5月14日にポール・デヨングの故障者リスト入りに伴い、メジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[10]。しかし、約2週間後の29日に左肩を痛めて、10日間の故障者リスト入りし、更に6月17日に60日間に延長され、オフの11月5日にウェイバー公示となり、7日にFAとなった[7]

カージナルス退団後[編集]

2022年はどのチームにも所属しなかったため、公式戦への出場は無かった。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2016 PIT 2 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 .000 .000 .000 .000
2017 56 140 120 19 24 4 1 3 39 21 0 1 1 1 16 0 2 43 0 .200 .302 .325 .627
2018 26 67 59 11 7 1 0 3 21 9 0 0 0 0 7 1 1 24 0 .186 .284 .356 .640
2019 CLE 20 35 32 3 4 1 0 1 8 4 1 0 1 0 2 0 0 16 0 .125 .176 .250 .426
2021 STL 6 16 16 0 1 0 0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 0 10 0 .063 .063 .063 .125
MLB:5年 110 260 229 29 40 6 1 7 69 35 1 1 2 1 25 1 3 95 0 .175 .264 .301 .565
  • 2022年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



二塁(2B) 三塁(3B) 遊撃(SS)




































2017 PIT 28 34 45 0 16 1.000 6 2 8 0 3 1.000 16 13 42 0 4 1.000
2018 17 18 21 1 6 .975 - 6 4 10 0 3 1.000
2019 CLE 10 7 7 0 1 1.000 2 1 2 0 0 1.000 10 6 10 0 2 1.000
2021 STL 4 6 7 0 3 1.000 1 0 2 1 0 .667 -
MLB 59 65 80 1 26 .993 9 3 12 1 3 .938 32 23 62 0 9 1.000
  • 2021年度シーズン終了時

背番号[編集]

  • 38(2016年、2018年)
  • 62(2017年)
  • 26(2019年)
  • 67(2021年)

脚注[編集]

  1. ^ Pirates Players Weekend nicknames explained MLB.com (英語) (2017年8月25日) 2018年1月8日閲覧
  2. ^ Bill Brink (2015年11月20日). “Pirates add four to 40-man roster” (英語). Pittsburgh Post-Gazette. 2018年1月8日閲覧。
  3. ^ Bill Brink (2016年8月1日). “Pirates promote Max Moroff, send down Steven Brault” (英語). Pittsburgh Post-Gazette. 2018年1月8日閲覧。
  4. ^ Adam Berry, Jonathan Toye (2017年7月20日). “Bucs stay hot: Moroff's walk-off beats Brewers” (英語). https://www.mlb.com/news/pirates-max-moroff-beats-brewers-in-extras/c-243207052 2018年1月8日閲覧。 
  5. ^ Indians, Pirates swap five players, including Erik Gonzalez” (英語). ESPN (2018年11月15日). 2019年2月9日閲覧。
  6. ^ Mandy Bell (2019年5月5日). “Martin sits with hamstring tightness” (英語). MLB.com. 2019年5月6日閲覧。
  7. ^ a b c MLB公式プロフィール参照。2022年11月2日閲覧。
  8. ^ Anthony DiComo (2019年12月5日). “Mets trade for CF help, get Marisnick from Astros” (英語). MLB.com. 2019年12月7日閲覧。
  9. ^ Mark Polishuk (2020年12月15日). “Minor MLB Transactions: 12/15/20” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月15日閲覧。
  10. ^ Zachary Silver (2021年5月15日). “DeJong placed on IL with fractured rib” (英語). MLB.com. 2021年5月17日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]