プロジェクト:アウトリーチ/図書館総合展2022/紹介/W12345漱石の猫

漱石の猫(そうせきのねこ)です。

「漱石」は単純に飼い猫の名前で、そのまま名乗ると夏目漱石のファンに叱られそうな気がしたので、深く考えずに猫と付け加えただけのアカウント名ですが、「自分」を主張しないウィキペディアでは「名前のない」存在というのは案外ぴったりのアカウント名だったなぁと後々思うようになりました。

でも、ウィキペディアタウンなどで講師をしたり取材に応じる時に名乗るとものすごく胡散臭いので、これからアカウントを取得される方には、ちゃんと人間の名前らしいアカウント名にされることをおすすめしています。

ウィキペディアサロン2022関連企画[編集]

有り「1Lib1Refをやってみよう

自己紹介[編集]

ウィキペディアユーザー名
利用者:漱石の猫Meta-Wiki
ウィキメディア上での主な編集活動
執筆メイン。興味のある題材しか読んでも頭に入らない性質なので、既存記事はあまり読んでいません。
Wikipediaでの主な編集活動
Wikipedia編集回数
5,873回(2022年10月10日時点)
居住地
京都府北部
連絡手段
地元のみなさんと「edit Tango」というグループ名でボランティアでエディタソン活動をしているので、こちらのホームページのお問い合わせフォームからご連絡ください。

エディタソン参加経験[編集]

講師経験
2018年12月~ 事前に講習を依頼された講師では10回くらい。その他編集サポートしながらのレクチャーと、主催企画の講師はとてもたくさん。 
一般参加経験
関東・北陸から中国地方にかけての本州地域 80回くらい(講習を伴わない小規模な企画も80回くらい)
好きな参加スタイル
地元の企画では主に執筆者(編集者)。他地域の企画では好きな題材の時は執筆しますが、やりかけでイベント終了すると気になっても加筆が難しいので、ファシリテーター(講師)かサポーター(助言者)で参加することが最近は多いです。
企画協力条件
条件というわけではありませんが、基本的に好きな題材をやりたい人が編集する、というのがウィキペディアだと思っているので、複数の題材があるなら事前に班決めされていなくて自分が編集する題材を選べるスタイルのイベントが好きです。

印象に残っているエディタソン[編集]

2019年3月17日(日)に広島市立中央図書館で開催された「ウィキペディアタウン in 広島 (若者編)」や、2022年3月21日(月祝)に愛知県の幸田町立図書館で開催された「ウィキペディアタウン幸田vol.2」は、どちらも意欲的な高校生たちと一緒の編集活動で、打てば響くような反応がレクチャーしていてすごく楽しかったです。

また、2020年10月31日(土)に行田市立図書館が主催した「令和2年度ウィキペディアタウンin行田(Trial Version)」は、企画の最初から御相談いただき、自治体内部での調整やガイダンス資料、ウィキペディア講師や執筆サポーターの選定、参加対象者の決定やレクチャー内容まで、企画段階からがっつり主催図書館の担当者と相談させていただいて、作成した記事の「良質な記事」選考まで主催者も一緒にがんばってくれたのが印象に残っています。最近では滋賀県日野町のウィキペディアタウンin日野もそのような傾向があり、とても楽しみです。

それから、エディタソンがというより、準備やブラッシュアップで題材を深く知るうちに印象に残った企画でWikiGap by edit Tangoでの東世津子さんのお話や、ウィキペディアタウンin宇川シリーズで扱った廃村集落についてのエディタソンは、記録を残すという活動の大切さをひしひしと感じるイベントでした。ウィキペディアンにとっては趣味の延長にある編集活動ですが、ウィキペディアタウンで協力してくれる人たちにとっては生涯をかけた活動のバトンを一部託してくださっている、と、こちらも真剣に取り組まなくてはと、高齢過疎化の地域の題材に接するといつも思うことですが、それを特に強く感じたエディタソンでした。

アウトリーチ活動への思い[編集]

インターネットで検索して知ることができる物事はこの世のほんの一部でしかありませんが、それがすべてであるかのように誤解している人が存外多いように感じる時があり、図書館の書棚に眠る貴重な文献や、インターネットが普及するよりはるかに以前からその土地で大切にされてきた文化や歴史の価値を、正しく知ってほしいと思っています。

ウィキペディアのアウトリーチでは、なかには「あのWikipediaを編集できた!」というのをひとつの到達点とみるイベントもありますが、検索されやすく多くの人の目に留まるウィキペディアにある項目が、題材への敬意に欠けるつまらないものだったり、まちがっていると、その題材や地域の関係者にはマイナス・イメージが先行しかねないリスクを伴うものになります。

そういうことにならないように、ウィキペディアやウィキペディアタウンを、ただの客寄せイベント・ただの編集ネタではなく、その題材を大切にしている人達から文献情報の提供をいただきつつ、一方的に書き方を教える・書いてあげるではなく、地域や主催者の方々と一緒に編集活動をしていきたいと思っています。

参考情報[編集]