プロジェクト‐ノート:検証/依頼/ガリヴァー旅行記、ケプラーと『トンデモ超常現象99の真相』

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スウィフトとケプラーの第三法則[編集]

本検証依頼などを踏まえて提案された「ノート:ヨハネス・ケプラー#火星の衛星の数について」には、ケプラーの第三法則についての言及がありますので、本検証依頼での対象とは外れますが、該当書籍での検証結果をこちらに書いておきます。

『トンデモ超常現象99の真相』の97ページには「ケプラーのこの説は小冊子『木星のさまよう四個の衛星に関する観測報告』内で発表したこと。ケプラー死後にはSF的作品『ソムニウム〔夢〕』でも言及されていること」を記述した段落の次の段落で述べられています。以下に引用します。

スウィフトが、このケプラーの説を知っていたことは、想像に難くない。彼が衛星の起動を火星の近くに置いたのは、衛星がなかなか発見されないのは火星に近すぎて火星の輝きに飲まれているからだと考えたためと思われる。その結果、「ケプラーの第三法則」により (作品中に言及がある) 公転周期も遠からぬ数値に決定されてきたわけである。

志水一夫 (この項の著者)「26 『ガリバー旅行記』が予言していた!? 火星の二つの衛星!」『トンデモ超常現象99の真相』(初版)、1997年3月26日、97ページ頁。 

この部分はカール・セイガン『宇宙との連帯』(河出書房新社、1976年。河出文庫、1982年) を情報源として記述されたとあります。

このように、本書のこの記述では、《〜想像に難くない。》や《〜と思われる》といった曖昧な表現になっています。志水一夫氏がこの分野にてそれなりに権威があるのであれば本書を出典として記載するのもありかもしれませんが、そうでないのであれば、まずはこの記述の情報源とされている『宇宙との連帯』にあたる方がより望ましいというようには思います。--iwaim 2009年11月29日 (日) 18:14 (UTC)[返信]