ピラール・バヨナ国際ピアノコンクール
ピラール・バヨナ国際ピアノコンクール(Concurso Internacional de Piano "Pilar Bayona")はスペインのサラゴサでかつて行われていた国際ピアノコンクール[1]。
概要[編集]
1983年に開始され、1989年には国際音楽コンクール世界連盟にも登録した[2]。第一回優勝者は日本国際音楽コンクール1990(東京)を制したベルギーのピアニストのヨハン・シュミットであった。
審査員は現代音楽作曲家のトマス・マルコほか大物が揃ったにもかかわらず、2001年で閉会した。当時のイベリア半島の国際ピアノコンクールは、シッチェス国際現代音楽ピアノコンクールを皮切りにヴィアンナ・ダ・モッタ国際ピアノコンクール、ポルトガル・ポルト市国際音楽コンクール、ハビエル・モンサルバーチェ国際現代音楽ピアノコンクール、ホセ・ロカ国際ピアノコンクール[注釈 1]などが次々とドミノ倒しのように閉会していた。やがて、中国や日本の資本によって経営が安定し、元の勢いを取り戻すようになったのは2020年代に入ってからである。
第一位受賞者[編集]
- 第1回1983年 ヨハン・シュミット
- 第2回1985年 Martin Söderberg
- 第3回1987年 イーゴリ・カメンツ
- 第4回1989年 Oleg Marshev
- 第5回1992年 Claudio Martínez Mehner
- 第6回1995年 Valeria Resian
- 第7回1998年 Dror Biran[3]
- 第8回2001年 Domenico Codispoti
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ これらの国際ピアノコンクールの全てに日本人が入賞していた。
出典[編集]
- ^ “concurso”. www.pilarbayona.es. 2007年8月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月17日閲覧。
- ^ “Concurso Internacional de Piano "Pilar Bayona"”. www.wfimc.org. wfimc. 2005年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月17日閲覧。
- ^ “Saragosse (Pilar Bayona) 1998 - Dror Biran (Israel) - 1er prix - Piano”. www.fmcim.org. 2000年12月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月17日閲覧。