ノート:WYSIWYG

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WYSIWYGについて、本記事では、

> What You See Is What You Getの頭文字をとったもの。編集中に見えるものが最終結果そのものを表すようなインターフェースやアプリケーションを指す。

と書かれています。また、「DTP」には

> WYSIWYGではなくタグを用いる組版ソフトとしてはすでにTeXなどが存在したが、当時はデスクトップパブリシングとは呼ばなかった。WYSIWYGでない状態では作業の結果の確認を出力という形によってしか出来なかったからである。ここがDTPとの最大の違いである。

と書かれています。

総じて見ると、WYSIWYGという言葉は、編集中に印刷結果が見えるシステムと、編集中には印刷結果を見ることが出来ないシステムを対比させる言葉であるかのような印象を受けます。が、元来、WYSIWYGという言葉はそのような対比ではなくて、印刷してみると画面に映っていた通りには出てこないようなシステムと、画面に映っていた通りに印刷できるシステムとを対比させたものではなかったでしょうか? 実際、「What You See Is What You Get」というのは、編集の仕方については何もいっていないわけですし。

一昔前のワープロは、画面上でレイアウトが表示されていて、それを直接編集できるわけで、当然画面上で見たとおりの印刷結果を期待しますが、実際には、印刷してみると改行位置が一文字ずれていたりすることも多かったわけです。それに対して、画面で見えるものをそのまま印刷で再現できるようなシステムは、誇らしげに「What You See Is What You Get」と謳うわけです。 また、例えばTeXであれば、編集中には印刷結果を見ることは出来ませんが、印刷結果と寸分違わぬものがプレビューアで画面に表示できましたから、その意味でWYSIWYGであったろうと思うわけです。

そうすると、「編集中に」という言葉でWYSIWYGを説明するわけにはいかなくなるのではないかなぁ、と思うわけです。

さて、以上のような疑問を持ったのですが、WYSIWYGという言葉のニュアンスについて確証は持てなかったので、記事ではなくノートに書き込みました。Kk 11:44 2003年12月1日 (UTC)

上記の書き込みは、他の方のご意見を読んだ後に、趣旨がよく伝わるように書き換えました(ご意見への回答の意味も込めています)。その結果、下に続くコメントとの繋がりがなくなってしまったことと思われます。ご意見を寄せていただいた方には、お手数でも、上記の変更にあわせてあらためてご意見をよせていただけるとよろしいかと思います。(ノートでのやりとりをこういう風に進めるほうが、記事の充実のためによいのではないかと最近は考えています。やりとりの仕方を一方的に押し付けるのも心苦しくはあるのですが・・・。ご賛同いただけることを願っています。)Kk 13:44 2003年12月1日 (UTC)


特にグラフィカルな・・・といった記述はもともと無いようですけど、深読みしすぎかもしれませんよ。「編集中に見えるものが最終結果」云々という記述はおおむね間違いではないと思います。「編集」というのはあくまで一例で、表計算だろうと描画だろうと、画面上に見たとおりの出力が得られるのが特徴(であるはずが、なんかずれたりはみ出したりするのはなぜだ>M$)ということですよね。あと、プレビュー云々ではなく、やはりレイアウトイメージで編集ができるというのは外せないでしょう。

元々は、Macのキャッチコピーらしいです。画面に表示された通りに印刷される。これが出来たのは、昔のMacは画面の解像度が完全に固定されていたので、まったく同じ解像度のプリンタに出力すれば、まったく画面表示と同じ印刷結果が得られた訳です。
現在は、この言葉が色んなソフト等に援用されていて、本来のキャッチコピーとは大分離れた所で使用されているので、使う人やメーカによって様々に解釈されているので、これで無ければと言う定義は定まっていないようです。おおよそ、画面での見た目と印刷結果がほぼ近ければ、WYSIWYGと呼ばれているようです。
少なくとも皮肉った言葉ではないです。皮肉に使う人も勿論居るようですが。Z 12:37 2003年12月1日 (UTC)

今、英語版を見てきましたが、Xerox PARCで使われたのが最初らしいですねZ 12:45 2003年12月1日 (UTC)

出所がわかりましたか。それも盛り込むと記事が充実しますね。Kk 13:44 2003年12月1日 (UTC)


マックのイメージライターは微妙なテクニックを必要としていたようだけど。あと画面解像度の72については通常のディスプレイの場合はOKだがラディウスのピボットディスプレイとかポートレートディスプレイでは守られていなかったりする。0null0 05:41 2003年12月2日 (UTC)

WYSIWYGの本来[編集]

この記事では、WYSIWYGを画面と印刷の関係だけのように書いていますが、PARCで提唱されていた大元のWYSIWYGはそれに留まらず、コンピュータディスプレイ上で起こることが現実の作業で起こることと(できるだけ)一致しているというパラダイム全般を指します。例えば、「ファイルはフォルダの中に入っているのだから、フォルダを開く(フォルダアイコンをクリックする)とファイルを取り出すことができる」とか、「文書ファイルを印刷機に入れる(ファイルアイコンをドラッグ&ドロップでプリンタアイコンに重ねる)と、印刷ができる」ということもWYSIWYGの重要な事例です。「画面で見えている文書がそのまま印刷される」というのはそのようなパラダイムの中のごく一点にすぎず、PARCの提唱の矮小解釈です。--Hachikou 2006年5月12日 (金) 05:21 (UTC)[返信]

その後、アラン・ケイの論文を見たり、チャールズ・シモニーの対談記事を読んだりしましたが、どうやら最初の段階からWYSIWYGは印刷に主を置いた概念として使われていたようです。上記で私が例示したものはデスクトップ・メタファと呼んでいますね。ですので、上で「矮小解釈」と言ったのは誤りでした。
ただし、WYSIWYGとデスクトップ・メタファは非常に関連深いパラダイムですし、1980年代の計算機科学の研究者たちの少なくはない人数は、WYSIWYGに様々なメタファを包含させてパラダイムを広げようとしていました。当時の情報処理学会誌でも見て確認したかったのですが、私の手元にはありません。
シモニーがWYSIWYGという言葉を使い始めたいきさつと、WYSIWYGとともにPARCで研究されたデスクトップ・メタファについて本記事中で触れるように、近日中に加筆をしたいと思います。--Hachikou 2006年5月13日 (土) 00:11 (UTC)[返信]

ということで、大幅に改稿させていただきました。いかがでしょうか。--Hachikou 2006年5月15日 (月) 14:22 (UTC)[返信]

WordはWindowsオリジナルアプリではないのでは?[編集]

「WordのようなWindowsオリジナルなアプリケーション」とありますがWordはWindowsオリジナルアプリではないので「WordのようなMicrosoft社製のWindowsアプリケーション」に変更してみました。--Hosoyaryuichi 2008年5月21日 (水) 03:20 (UTC)[返信]

もっと具体的に[編集]

内容と外見の混在に対する批判の節は、キーワードである「内容とデザインの混在」「内容とデザインの分離」をもっと具体的に表現した方がよいと思います。


内容とデザインとが混在した文書はつまり、内容もデザインも半端な文書?

内容とデザインとが分離された文書はつまり、デザインに統一性がある文書?

これらはワンクッションおいて、「混在」「分離」がそれぞれどのような状況を指しているかを説明してからでないと、メカニズムの説明にはなりません。

文脈から、「混在」は内容とデザインを同時に編集することで、「分離」は内容とデザインを別に編集することだ、と読めなくもないですが、それならば「混在した文書」「分離された文書」ではなく「内容とデザインの同時編集」「内容とデザインを分けた編集」とすべきです。--Neo chemistry 2008年10月12日 (日) 04:20 (UTC)[返信]

元の文章の「内容」とは文書のアウトラインなど論理的な構造、「外見」とは文字の大きさなどデザイン面の問題と思われます。確かに文書編集の初心者にはわかりにくいと思いますので、少し加筆してみました。--Itchan 2009年5月17日 (日) 02:17 (UTC)[返信]