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合意なき分割を差し戻し[編集]

2006年6月24日 00:55 (UTC) に、211.132.17.121 氏によって、合意を経ることなく 里 (曖昧さ回避) への分割が行われましたので、一旦差し戻します。もし、分割が必要と考える人がいれば、「Wikipedia:記事の分割と統合」にルール化されているように、改めて分割提案を提起し、合意形成を図ってください。--猪山人 2006年6月25日 (日) 06:49 (UTC)[返信]

詩経

六月棲棲 六月は大忙し
戎車既飭 西方の馬車の準備をして
四牡騤騤 四頭の馬を走らせる
載是常服 儀礼服に着替える暇もない
厳允孔熾 威厳有り、慈悲深く、度量が広く、意気盛んなる
我是用急 王のために私は馬車を急いで走らせる
王于出征 王が領内の巡回に出掛ける
以匡王國 王国に正義を行うために
比物四驪 競うように走る四頭の馬
閑之維則 これを制御するのは手綱
維此六月 六月には巡回裁判を開く
既成我服 私の領地は異常ありません
我服既成 私の領地は平定しました
于三十里 三十里四方まで
王于出征 王が巡回に出掛ける
以佐天子 領主たちよ天子様をお助けせよ
四牡脩廣 四頭の馬(王の側近)は優れており広い眼を持っている
其大有顒 いずれも大人物でありながら慎み深い
薄伐厳允 罪あるを容赦なく罰し、罪なきは厳かに許す
以奏膚公 事情を委細漏らさず公平に王に報告する
有嚴有翼 厳かであり、翼のような明智をそなえている
共武之服 武威盛んでありながら王に従順
共武之服 武威盛んでありながら王に従順
以定王國 王国を支える
厳允匪茹 許すと言っても甘いのではない
整居焦穫 居住まいを正し容疑者を震え上がらせる
侵鎬及方 首都の鎬京を出発して地方を回る
至于涇陽 河の南側の涇陽にまで馬車を走らせる 
織文鳥章 模様の入った旗と鳥の紋章が取り囲み
白旆央央 そして中央の王の馬車は純白の旗を掲げる
元戎十乘 帰服したばかりの西方の民族の馬車十両が
以先啟行 一行を先導する
戎車既安 西方の馬車は今や味方
如輊如軒 時に重々しく、時に軽やかに進む
四牡既佶 側近たちは頼りがいがあり
既佶且閑 頼りがいがありなおかつ公正
薄伐厳允 罪あるを罰し、罪なきを許す
至于大原 大原にまで至る
文武吉甫 文武に優れた宰相吉甫
萬邦為憲 全ての国が模範となすべきお方
吉甫燕喜 吉甫様は酒を好まれる(殷人?)
既多受祉 王から数多くの褒美を頂戴している
來歸自鎬 鎬京から故郷へ帰られると
我行永久 お勤めは長く永遠に続くかのようだったと漏らし
飲御諸友 お友達と酒を楽しまれる
炰龞膾鯉 スッポンと鯉のなます料理に舌鼓を打つ
侯誰在矣 お酒の相手をなさるのは
張仲孝友 誠実なる友である張仲様
  • 王は三十里を回ると言っています。周代の里は500mですので、三十里は15kmにすぎません。これは一つの邑が管轄する地域に当たりますので、王は服の中にある邑をそれぞれ訪問し、領内をくまなく回ったのでしょう。
  • 「古代の軍隊の行軍速度は1日に30里とされた『詩経』小雅・六月「于三十里」伝「師行三十里」は間違い。

--123.50.243.5 2015年1月28日 (水) 00:42 (UTC)[返信]