ノート:気配

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要出典について[編集]

立稿ありがとうございます。和語「けわい」の話など初めて聞く話であり、楽しく勉強させてもらいました。ところで生体電気の項についてなのですが、テレビでは実際にそのように紹介されていたのだと思います。しかし人間の神経を流れる電流量は、ごく小さいものですので、そこから発せられた電磁波をボンヤリとにせよ数メートル以上離れた場所で把握するというのは、技術的に考えてもかなり難しい事だと思います。こうした問題に詳しいわけではありませんが、携帯電話や、高圧電線、電子レンジ、および家のコンセントなどから発せられる電磁波の方が、生体から出る電磁波よりはるかに強いものです(周波数は違いますが)。これらは家電製品の安全性などと絡めて、ある程度調査されていますが、そうした研究の中で、人間に電磁波を知覚する能力がある、という話は聞いたことがありません(もしかすると私の勉強不足かもしれませんが)。というわけで、この研究はちょっと怪しいな、と思い要出典を貼らせていただきました。Was a bee 2007年1月23日 (火) 09:14 (UTC)[返信]

外部リンク先を参照頼む。Sionnach 2007年1月23日 (火) 10:25 (UTC)[返信]
こういう生物学か医学に頭突っ込んだ現象をテレビの娯楽番組を根拠に書くのはやっぱりなしでしょう。やらせばやりの昨今でもあり。せめて「ルパ-ド・シェルドレイクによる」研究に当たってくださいな、どなたか知りませんか?でなければ消した方がましかと。--Ks 2007年1月23日 (火) 12:23 (UTC)[返信]
しかしテレビ番組ではそういう仮説となっているというのは立派な発表たりえるのでは?例えば信頼できる学会が消滅したとてウィキペディアは消滅するとも限るまい?まあアナーキズム的なPOVと思えるが、そういわれたという事実だけであれば、ソースを選別する細則もあるまい。--Sionnach 2007年1月23日 (火) 12:30 (UTC)[返信]
そうも言えますが、「ルパ-ド・シェルドレイクによる」研究が存在するかどうかもわからないですし。テレビの信頼性、特にこの頃当てにならないですからねえ。私自身も人間は美弱な電磁波のやり取りができるのではないかと言う説は聞いたことがあるのですが、「気」とか。でも、実証的なのがあるんでしょうか?--Ks 2007年1月23日 (火) 14:38 (UTC)[返信]
せっかく書いていただいたSionnachさんにはもうしわけないのですが、該当部分を削除しました。この点に関してはSionnachさんは何も悪くありません。ある意味で騙された被害者です。この問題は、意図的にいい加減な放送を流している、悪質なテレビ局の体質にこそ基本的な原因があります。実験状況が述べられておらず(例えば呼吸が出来る状況で実験している限り、イヌの嗅覚を完全に遮断することは非常に難しい。)、対象も一匹のイヌと10人の調査だけで、対照実験追試も存在しないこうした(その存在自体怪しい)データと、「可能性がある」という発言(これも怪しいものばかりです。これは三つの意味で怪しいです。ひとつはもっとも単純に発言自体が存在しない可能性。次は文脈を無視して発言を切り取っている可能性が高いこと。「可能性がある」というだけならば世界五分前仮説水槽に浮かぶ脳も、等しく<そうである可能性が否定できない>仮説です。そして最後はレンズ効果で電波が集まって何らかの感覚器官でそれを検知すると言う話。これは単純に物理学的にありえません。室温300K(27℃)では、各自由度 は対応するエネルギー kT/2 、2.07 × 10-21Jをもっています(エネルギー等配分の法則)。これは古典的な方式で電波の計測を行なうさいには、熱雑音という形で障壁を与えます。この熱雑音の存在から、生体の発する弱い電場を古典的な方式で遠くから測定することは、常温においては不可能ですし、極低温においても周辺の物質からの黒体放射ノイズによりまず不可能です。ですが網膜で行なわれているような量子的な観測を考えることもできます。つまり光子による光化学反応です。この場合には光子のもつエネルギーはE=hν [J]で与えられます。ここでプランク定数hの値は、h = 6.6260693×10-34 [J/s]です。この光子のエネルギと、kT/2が同じオーダー以上でなければ熱エネルギーによる擾乱でまたもや観測が不可能になります。そこでT=300Kの場合、電磁波の周波数は kT/2<hν を満たさなければなりません。これを解くと、電磁波の周波数は ν>kT/2h = 3.1×1012[1/s]程度である必要があります。これはテラヘルツ波の領域に入りますが、神経細胞の発火は非常に遅いものですから(HzからkHzのオーダー)、電波源としては化学反応による発光を考えなければなりません。しかし神経細胞の興奮に付随して環境からの雑音レベル以上の強さの光子数が発射されることはありえないでしょう(正確な値は計算してみなければ分かりませんが、3THzはヴィーンの変位則で計算してみれば、室温における黒体放射が最も強くなる周波数帯域にあたります。この周波数帯域における光子の分布がどのようなものかについては記事サーモグラフィをご覧ください。一見してわかるようにこの周波数帯域では神経細胞の活動など観測しようがありません。)。これを逆2乗の法則による減衰を乗り越えて、遠方の(壁越しの?)観測装置で観測するなど更に無理な話です。実際に現在行なわれている工学応用においても(計測原理は違いますが非接触で脳神経の活動を観察するSQUIDなど)、電磁シールドを施された室内で、数センチの距離から、観測器を超伝導状態にすることで、やっとこさ観測できているレベルです。この場合重要なのは磁場ですが、脳から発せられる磁場の強さは1fT(英語版の記事MEGより)=1×10-15T程度であり、これに対して地磁気の強さは24000~66000nT(日本語版の記事地磁気より)=2.4~6.6×10-5Tです。この両者の差は1010倍、すなわち脳から発せられる磁場は地磁気の100億倍も弱いのです。テレビで言われているような数メートル?、または数十メートル以上?の距離から、室温において非侵襲で神経の活動を観測できる理論的可能性など、どう考えてもありません。もしそうした可能性が少しでもあるなら、脳科学のみならずエンジニアや軍事方面の研究者も必死で開発の道を探るでしょう。しかしそれは理論的に不可能であることから誰も手をつけないのです。ちなみにシェルドレイクは現在の物理学の範囲を超えた「場」を仮定していた研究者です。ちらりと図書館で流し読みした範囲では、「生物における個体発生の細部が現在の科学だけでは説明できないのではないか」という疑念から空間を越えて伝播する何らかの新しい「場」(形態形成場)を想定していました。もともと賛同者は皆無に等しい状況でしたが、それに加えて現在では、個体発生、形態形成を分子レベルの巧妙なメカニズムとして具体的に説明する研究が相次ぎ、最初からほとんど相手にされていなかったシェルドレイクの話は、もはや完全に過去の遺物となっています。)、にもかかわらずこうしたことのみを根拠に、番組では なぜか結果が<断定>されています。これはどう贔屓目に見ても視聴率稼ぎのために行なわれた結論の捏造であるとしか言いようがありません。Was a bee 2007年2月4日 (日) 03:58 (UTC)[返信]