ノート:樺太犬

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ウィキペディア「樺太犬」の項目で以下文章の2行目、3行目について質問があります。

「樺太犬(からふとけん、英: Sakhalin Husky)は、樺太および千島列島で作り出された犬種である。アイヌ・ニブフなどの北方の民族が犬ゾリ・猟犬に使っていた(いる)犬種。

下記のタロとジロのエピソードにより有名な犬種であるが、日本には純粋な樺太犬は数頭しか確認されていない。

現在、北海道北部で飼われている「樺太犬」は、本来の「樺太犬」とは別の系統だと考えられている。」

2行目、純粋な樺太犬は数頭しか確認されていない、というのは、いつの時代でのことでしょうか。 また、純粋な樺太犬の定義と本来の樺太犬の定義は何だとされての記述でしょうか?

ニブフなど北方の民族が犬ぞり・猟犬に使っていた(る)犬種を純粋に近いとするなら、 現在、ニブフの村で犬ぞりを続けているサハリン北部のネクラフスカ村のセルゲイ・リュビフさんが飼育する純血のイースト・シベリアン・ライカが 純粋な樺太犬に近いといえると思います。 3行目、北海道北部とは稚内市ですか?稚内でセルゲイ・リュウビフさんより純血種のイースト・シベリアン・ライカを譲り受けた 樺太犬保存会が飼育するイースト・シベリアン・ライカは現在、稚内に2頭、道央の江別市に1頭生き残っています。 樺太犬保存会で譲り受けたその犬たちのことを指しているなら、道北だけではないので、それも誤りです。

私は稚内に在住で、樺太犬保存会会長さんにも確認し、実際に現在の取材をしていますので間違いありません。 江別の飼育者がリュビフさんより譲り受けた際にサハリンの獣医師が書いた健康診断書の犬種に、確かにイースト・シベリアン・ライカと書かれているそうです。 本人に確認しました。

イーストシベリアンライカの輸入は経費の面でも難しく稚内と江別以外に北海道にはいないはずです。 子孫を残すためにはシベリアに行って近親交配を避けて繁殖しなくてはならないので、繁殖も難しく子孫も残っていません。

本来の樺太犬の定義を記述しないまま、3行目を読むと、誤解を受けてしまいます。

北方民族が犬ぞり・狩猟に使っていた犬種を本来の樺太犬とするなら、 樺太犬保存会がリュビフさんより譲りうけた犬たちこそ、本来の系統に近いといえるのですが、 この項目の執筆者の方は、本来の樺太犬の定義は何だとお考えでしょうか?

元の執筆者からご返答がなく、根拠が記されていなくあいまいな表記なので、2,3行目は削除させていただきました。(8月10日) Mk75