ノート:化学接頭辞・接尾辞一覧

ページのコンテンツが他言語でサポートされていません。

「数字をあらわす接頭辞」について[編集]

スのGさんに2点質問があります。

  • 私が追加した11~21の部分に関して必要性あり、とお思いでしょうか?
  • スのGさんの投稿の根拠と思われるアドレスで表示されるページは、Wikipediaでは認められない情報源なのではないでしょうか?

回答をお願いいたします。 上記2点に関して私の考えを述べておきます。前者は10の次が22となっているのが不自然であり更に特殊な表記である、と思っているケースを記述しておくことは有効だと思いました。後者についてはそもそも私が投稿した部分に関してその根拠を示していないので私の投稿自体がNGだと思いますが念のために質問しました。私の投稿をご覧になったスのGさんが奇異に思われてあのような表現をされたのでしょうが空想にすぎません。 --Giant gorg 2008年3月29日 (土) 14:51 (UTC)[返信]

(蛇足ながら命名法出典に関するコメント)当該箇所はIUPAC Nomenclature of Organic Chemistry Recommendations 1993 Rule A-2.5 で定義されていて、引用すると

"The presence of identical unsubstituted radicals is indicated by the appropriate multiplying prefix di-, tri-, tetra-, penta-, hexa-, hepta-, octa-, nona-, deca-, undeca, etc."

です。 なのでIUPAC Nomenclature で"multiplying prefix"の定義が如何ということになりますがそれの定義はR-0.1.4 Numerical (multiplicative) prefixesであり(引用すると)

""di-", "tri"-, "tetra-", etc., are of Greek derivation (except for "nona-" and "undeca-", which are derived from Latin) and are used to indicate a multiplicity of substituent suffixes, conjunctive components, replacement affixes"

で結局"see Table 11"と書いてあるだけです。結論からいうとその表ではmultiplying prefixの13や21は定義されていません。 存在しない理由らしきものはギリシャ語の数詞を調べると明確になりますが『20以上は基数詞をkai(英語のand)で結合させる』ということのようです[1]。 Table 11に無いものはどうするかというとTable 11の"dodeca-"には脚注が存在し 

"After "dodeca-" (12), composite numerical terms are formed systematically by citing the basic terms in the order opposite to that of the constituent arabic numerals. For example, the numerical term for the number 468 is "octahexacontatetracta-".

またEXTENSION OF RULES A-1.1 AND A-2.5 CONCERNING NUMERICAL TERMS USED IN ORGANIC CHEMICAL NOMENCLATUREにhen-, do-の出典があります。 したがってIUPAC Nomenclature of Organic Chemistry Recommendations 1993に従うならば

20 — icosa- (IUPAC形式), eicosa-(Chemical Abstruct形式)
21 — henicosa- (IUPAC形式), heneicosa- (Chemical Abstruct形式)
22 — docosa- (IUPAC形式), doeicosa- (Chemical Abstruct形式)
23 — tricosa- (IUPAC形式), trieicosa- (Chemical Abstruct形式)

となります。

(ここから本題)またhenicosa-の字訳は、日本化学会研究委員会標準化専門委員会命名小委員会が定義している『化合物名日本語表記の原則』に

2.7 複合語名(出典、文部科学省、『学術用語集』、化学編、増訂2版、日本化学会、 p 663;同じものは日本化学会編、「3.1.2 化合物名字訳基準 g.複合名」、『化学便覧』基礎編、改訂5版、丸善、p. I-69)
a) 複合語名は語構成要素ごとに2.5によって字訳する
例 methylanthracene →メチルアントラセン(正)、メチラントラセン(誤)
c)異性、異量など…脱落前の形にして字訳する。また有機化合物の置換命名法でtetra、hexaなど数を表す接尾頭語あるいは接頭語に付くときも同様に字訳する

というルールがあるので、スのGさんはこのルールのことを言っていると考えます。 つまり21や23は

hen + icosa の複合語なので字訳も『ヘン』 + 『イコサ』
(註 "henicosane"はRecommendations 1993 Rule A-1のTableで基本語として挙げられている非複合語なので『ヘニコサン』)
do + icosa の複合語なので字訳も『ド』 + 『イコサ』
(註 "docosane"は上記と同様の理由で『ドコサン』)
tri + icosa の複合語なので字訳も『トリ』 + 『イコサ』
(註 "tricosane"は上記と同様の理由で『トリコサン』)

になるのが妥当と考えます。つまりIUPACでも複合語として定義されている"isoxazole"の字訳が『イソオキサゾール』(正)『イソキサゾール』(誤)なのと同一の理由です。スのGさんの引用は正確な二次情報源に対する引用です。一次情報としては上に掲げたものが該当します。--あら金 2008年3月30日 (日) 06:31 (UTC)[返信]


複合名である化学接頭辞 "henicosa-" の字訳として「ヘニコサ」と「ヘンイコサ」のどちらが(日本化学会や文部省(当時)から)学術用語として推奨されているか、ということについては あら金 さんの仰せの通りです。ありがとうございます。化学同人「有機化合物命名のてびき」にも同等の記述がありますので Giant gorg さんにおかれましてはお手元にあるものをご参照ください。11~21 の部分を書くことそのものは悪くないと思いますよ。化合物命名法談義 さんのページはネット上であたれる情報源の中で信頼性が高いものとして重宝できるものです。もしも Giant gorg さんがそのサイトに書いてあることについて対応する出典が欲しいということであれば、今回のように IUPAC のページや命名法を取り扱う書物のどこかにありますのでお探しになってみてください。--スのG 2008年3月31日 (月) 10:02 (UTC)[返信]


(お礼)あら金さん詳細な解説ありがとうございました。当該ページの内容は本件に関して正確なものであるということは分かりました。スのGさん回答ありがとうございました。11~21 の部分を書くことへのお考え承りました。また化合物命名法談義 さんのページについてはそれ自体が信頼性が高い=Wikipediaで認められる情報源と解釈します。

(私の投稿時の状況)(スのGさんから「お手元にあるものをご参照ください」とのお言葉をいただきましたが)かつて使用した化学系の書籍は手元になく、最寄の図書館で閲覧できる『化学大辞典』は1986年版であり、"eicosan","heneicosan"の記載はあるが"icosan","henicosan"は無い、です(本件とは関係ありませんがEPAやDHAはWikipediaのそれぞれと二重結合の位置が異なっています)。化学接頭辞・接尾辞一覧の概要に「詳しい命名法はIUPAC命名法を参照のこと。」とあるのでそちらのIUPAC命名法#ギリシア語数詞の11~21の部分について他の記述に体裁を合わせて投稿した次第です。その際、"eicosa"をエイコサ"heneicosa"をヘンエイコサと習ったことから、"icosa"がイコサならば"henicosa"はヘンイコサではないか?とは思いましたが書籍資料がないのでそのままにしました。また、アルカンの名前はpenta以降については全て語尾を変えるだけでよいと思っていたのでIUPAC命名法#飽和炭化水素(アルカン)を見もしなかったんだと思います。

(スのGさんの訂正後、調べなおして判明)IUPAC命名法#ギリシア語数詞の21の字訳はヘニコサ(2005年9月11日 (日) 13:17にあら金さんが投稿)である一方IUPAC命名法#飽和炭化水素(アルカン)のC=21の字訳はヘンイコサン(2004年2月26日 (木) 07:08にIPユーザー150.97.252.7さんが投稿)となっており不整合があるが"henicosa-"の字訳を訂正すればよい。また、(そもそもそこまで記述する必要があるのか?と疑問を抱いておりますが)C=400,C=500に誤記(入力ミスでしょう)があるがIUPAC命名法#ギリシア語数詞の内容とIUPAC命名法#飽和炭化水素(アルカン)の説明文があればペンタン以降は削除しても問題ないはずなので訂正の必要なし。と思っていました。

(あら金さんの解説及び本文の諸訂正後)解説から"henicosa"はヘンイコサ、"henicosane"はヘニコサンであるのに、IUPAC命名法#ギリシア語数詞IUPAC命名法#飽和炭化水素(アルカン)ではそれぞれヘニコサ、ヘンイコサンとなっておりさらにヘンイコサンのページ(スタブ)も存在します。またIUPAC命名法#ギリシア語数詞では"docosa"はドコサとなっていますね(解説ではドイコサ)。(これらの点に関しては化合物命名法談義 さんのページの化合物名の字訳(英語→日本語)と化合物名の和英翻訳(仮)は断り書きがあるので問題にすべきでないと思います)。IUPAC命名法#飽和炭化水素(アルカン)のペンタン以降を単純に削除するだけでは不十分でしょうし私にはうかつに手を出せないです。--Giant gorg 2008年4月1日 (火) 13:50 (UTC)[返信]

取り急ぎ。IUPAC命名法#ギリシア語数詞 の「ヘニコサ」を「ヘンイコサ」に直してきました。気がついていませんでした。ありがとうございます。--スのG 2008年4月1日 (火) 14:04 (UTC)[返信]

候補になるでしょうか?[編集]

ケイ酸塩鉱物でも使われる「ネソ」「ソロ」「サイクロ(シクロ)」「イノ」「フィロ」「テクト」、数だと思われる「オリゴ」、他に「ヘテロ」「ピロ」「スピロ」「HOMO(ホモ)」、の「フェロ」、硫黄の「スルホ」または「チオ」、リンの「ホスホ(フォスホ)」、過酸などの「ペル(Per)」などもあるかと。立体配座からもう少し加筆もできそうです。--Nova replet laetitia会話2018年8月16日 (木) 18:15 (UTC)[返信]