ノート:グエムル-漢江の怪物-

ページのコンテンツが他言語でサポートされていません。

カンドゥが頭に穴を開けられる手術について[編集]

『グエムル』には、カンドゥが在韓米軍に捕えられてもヒョンソを救うために脱出しようとし、軍医に「精神錯乱」と診断され、麻酔薬を注射されても沈静されず、ベッドに縛り付けられて頭にドリルで穴を開けられるシーンがあります。

このシーンは、娘を救いたい一心の父親の感情が精神疾患扱いされて拘束や取り締まりや強制治療の対象になる現実、そして麻酔薬注射にも「頭に穴を開ける」にも屈しない父の思いを象徴的に示しています。 この「頭に穴を開ける」手術は、前頭葉白質切截術、いわゆる「ロボトミー」です。遅くとも1980年代までには行われなくなり、日本でも1970年代を最後に行われなくなったとされます(現在も厚労省の診療報酬には掲載されていますが)。

カンドゥが受けた「頭に穴を開ける」手術は、米国で行われていた方法です(前頭葉白質切截術#アメリカでのロイコトミー)。「米国人が対象なら行わない手術を韓国人に対して行った」という意味で、舞台となっている当時の韓国の状況に対する皮肉にもなっています。また、米国では行われていないことになっていた時期であるにもかかわらず、「米国政府や米軍は、実は都合の悪い人間をこっそりロボトミーで黙らせているのではないか?」という仄めかしにもなっています。

ネット上の日本語での「あらすじ」「ネタばれ」の類を見る限り、これがロボトミーだと気づいている方は見受けられず、重要な描写の意義や込められた意図が気づかれないままになっているのは残念です。本文のどこかに記載があって然るべきではないかと思います。 英語圏では、「The host lobotomy」で検索すると、かなりの件数の結果があり(たとえば https://lwlies.com/articles/why-i-love-song-kang-hos-performance-in-the-host/ )、これはロボトミー手術であるという前提で描写やカメラワークの意味が議論されています。日本人が取り残されている状況です。

作品や監督のファンの皆様、映画ファンの皆様のご意見をお待ちしています。--NothingWithUsWithoutUs会話2023年8月24日 (木) 14:57 (UTC)[返信]

Wikipedia:ウィキペディアは何ではないか#ウィキペディアは独自の考えを発表する場ではありませんにもあるように、ただ記載するだけでは独自研究の域を出ないため、載せられない決まりとなっています。世間で広く知られる識者による分析などで深く言及されていれば別ですが、現状では難しいでしょう。--124.45.40.177 2023年8月24日 (木) 15:19 (UTC)[返信]
これがロボトミーであると書かれていないのは日本の特徴のようです。英語圏のあらすじサイトには高い頻度で「ロボトミー手術を受ける」「ロボトミーでもおとなしくならなかった」とありますよ。--NothingWithUsWithoutUs会話2023年8月25日 (金) 08:24 (UTC)[返信]

英語版作品ページでのロボトミーへの言及[編集]

英語版作品ページに含まれている作品のあらすじには、「ガンドゥをおとなしくさせるためにロボトミー手術を行うことを決定した」という内容が含まれています。日本の視聴者にはこの点は理解されておらず、補足が必要ではないかと考えます。--NothingWithUsWithoutUs会話2023年8月27日 (日) 07:53 (UTC)[返信]

ロボトミー手術の記述を追加しました[編集]

少なくとも英語圏と韓国語圏ではロボトミー手術であることが明確に認識されており、その前提で検討や鑑賞が深められているシーンについて、日本ではそもそもロボトミー手術であることが認識されていないという現実があるため、グエムル-漢江の怪物-#ロボトミー手術を追加しました。--NothingWithUsWithoutUs会話2023年8月28日 (月) 14:27 (UTC)[返信]