トマス・ハミルトン (第7代ハディントン伯爵)

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第7代ハディントン伯爵トマス・ハミルトン英語: Thomas Hamilton, 7th Earl of Haddington1721年1794年5月19日)は、スコットランド貴族。1732年から1735年までビニング卿儀礼称号を使用した。

生涯[編集]

ビニング卿チャールズ・ハミルトン英語版とレイチェル・ベイリー(Rachel Baillie)の長男として、1721年に生まれた[1]。ビニング卿が1732年12月27日に早世した後、祖父にあたる第6代ハディントン伯爵トマス・ハミルトンが1735年11月28日に死去すると、ハディントン伯爵の爵位を継承した[1]

1737年4月30日、オックスフォード大学セント・メアリー・ホール英語版に入学した[2]。ハディントン伯爵は大陸ヨーロッパを旅し、一時はローマジュネーヴに住み、ジュネーヴではベンジャミン・スティリングフリートなども関わった「コモン・ルーム」(Common Room)の会員だった[3]

1744年頃にスコットランドに戻ったものの、政治などにはかかわらなかった[3]。1794年5月19日に死去、長男チャールズが爵位を継承した[1]

家族[編集]

1750年10月28日、メアリー・ロイド(Mary Lloyd、1785年9月7日没、グレシャム・ロイドの娘)と結婚、2男をもうけた[1]

  • チャールズ(1753年 – 1828年) - 第8代ハディントン伯爵
  • トマス(1758年9月23日 – 1774年8月1日)

1786年3月6日、アン・ガスコイン(Anne Gascoigne、1840年6月21日没、チャールズ・ガスコイン英語版の娘)と再婚、1女をもうけた[1]

  • シャーロット(1790年3月14日 – 1793年5月3日[3]) - 夭折

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e Burke's Peerage, Baronetage and Knightage (英語) (99th ed.). London: Burke's Peerage Limited. 1949. pp. 905–906.
  2. ^ Foster, Joseph (1888–1892). "Hamilton, Thomas, Earl of Haddington" . Alumni Oxonienses: the Members of the University of Oxford, 1715–1886 (英語). Oxford: Parker and Co. ウィキソースより。
  3. ^ a b c Balfour Paul, Sir James, ed. (1907). The Scots Peerage (英語). Vol. iv. Edinburgh: T. and A. Constable. pp. 323–324.

関連図書[編集]

スコットランドの爵位
先代
トマス・ハミルトン
ハディントン伯爵
1735年 – 1794年
次代
チャールズ・ハミルトン