トビモンオオエダシャク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
トビモンオオエダシャク
台湾亜種
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: 鱗翅目 Lepidoptera
: シャクガ科 Geometridae
亜科 : エダシャク亜科 Ennominae
: Biston
: トビモンオオエダシャク
B. robustum
学名
Biston robustum
(Butler, 1879)
和名
トビモンオオエダシャク

トビモンオオエダシャク Biston robustum)はエダシャク亜科に属するシャクガの一種。

生態[編集]

成虫は早春の2月上旬〜4月にかけて発生する。川敷や高原の草地などに分布し、昼間に活動する。オスの触角が発達して長い羽毛状となっている。オスの展翅は50-62mm、メスは約80mmに及ぶ。日本国内の北海道、本州、四国、九州、対馬、そして朝鮮半島に分布する。

幼虫[編集]

幼虫の頭に二つの突起があり、芽の形に似て成長する。静止した時は木の枯れ枝に見えて「土瓶割り」という別名も持っている[1]。終齢幼虫は7センチを超える[2]

食草[編集]

食草はブナ科ニレ科バラ科マメ科ニシキギ科カエデ科ツバキ科ミズキ科などを含む[3]

脚注[編集]

  1. ^ トビモンオオエダシャク”. 2021年9月5日閲覧。
  2. ^ 芋活.com >>トビモンオオエダシャク”. 2021年9月15日閲覧。
  3. ^ 屋久島以北亜種 Biston robustus robustus”. 2021年9月5日閲覧。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 平嶋義宏 『原色昆虫大図鑑』 第I巻(蝶・蛾篇)新訂版 北隆館、平成19年1月発行