セリン経路

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セリン経路はII型メチル栄養細菌が炭素原子が1つの有機化合物を利用するために用いている生合成経路。有機化合物がホルムアルデヒドまで酸化された後、葉酸と結合してできた10-ホルミルテトラヒドロ葉酸がグリシンと反応してセリンとなる反応によって始まる。

  • 全体での収支
    • ホルムアルデヒド+二酸化炭素+補酵素A+2還元型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド+2水素イオン+2アデノシン三リン酸→アセチルCoA+2酸化型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド+2アデノシン二リン酸+2リン酸+2水