ショコラ・ドゥ・アムール

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ショコラ・ドゥ・アムールは、本格焼酎チョコレートリキュール英語版を使用したカクテルである[1][2]2015年開催の第1回本格焼酎カクテルコンテスト グランプリ作品[1][2]

考案者は鹿児島県鹿児島市天文館のバー「ショットハウス ハイブリッジ」の山中知広[1][2]

概要[編集]

名称は、日本語だと「チョコレートを愛する女の子」という意味になる[1]

開発の経緯[編集]

本格焼酎を使ったカクテルというのは、あまりない。山中は鹿児島市出身ということもあって、芋焼酎を使ったオリジナルカクテルはいくつか持っていた[1]。しかし、黒糖焼酎を使ったオリジナルカクテルは未経験であったため、コンテストに参加するにあたって、挑戦しようと考えた[1]

コンテストのテーマは「女性がときめく本格焼酎カクテル」であったため、「黒糖焼酎を使ったクリーム系のカクテル」というイメージはすんなりと決まり、「女性がときめくスイーツ」のイメージからチョコレートを思い浮かべ、黒糖焼酎、チョコレートリキュール、生クリームを使うことにした[1]。これだけでも味は良かったのだが、面白みが足りないとも感じ、飲んだ後にチョコレート、黒糖の甘みだけではない、アクセントをもう一つ加えるために、10種類ほどのリキュールを試したのちに、アマレットとした[1]。飲んだ後にアンズの味わいが残ることで、後味に華やかさが出たのである[1]

黒糖焼酎のほうも、5銘柄を試し、荒削りな、個性的な味わいが強い朝日(朝日酒造)を選定した[1]。飲みやすいクセのない黒糖焼酎だと、カクテルにした場合、味も香りも他のリキュールに埋没してしまうからである[1]

レシピ[編集]

粉末状にしたかりんとうでグラスのふちをスノースタイルにする[1][2]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 山中知広さん”. 九州焼酎島. 2024年4月29日閲覧。
  2. ^ a b c d 「焼酎がおもてなしカクテルに」『マニマニ鹿児島霧島屋久島』(2021年版)JTBパブリッシング、2020年、45頁。ISBN 978-4533138751 

関連項目[編集]