シャボン玉とんだ宇宙までとんだ

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シャボン玉とんだ宇宙までとんだ』(しゃぼんだまとんだそらまでとんだ)は、筒井広志による小説『アルファ・ケンタウリからの客』を原作としてヒューマンデザインが企画・製作した日本ミュージカル。1988年、音楽座により初演。

ストーリー[編集]

身寄りがなくスリの元締めの孤児院で育てられた折口佳代作曲家志望で喫茶店でアルバイトしている素朴でシャイな青年、三浦悠介を主人公とするラブストーリー。

1988年、とある日の遊園地の迷路で出会った2人は、その後も悠介の働く喫茶店・公園でも出会う。「いつの日か夢はかなう」-悠介の言葉は、佳代に忘れかけていた夢、素直な気持ちを思い出させる。そして2人は徐々に惹かれ合っていく。しかし佳代には、佳代自身も知らない重大な秘密があった。

公演歴[編集]

音楽座による公演[編集]

公演年 主な会場 キャスト スタッフ
折口佳代 三浦悠介 脚本・演出 音楽 振付
1988年 本多劇場 土居裕子 佐藤伸行 横山由和 筒井広志 中川久美
1989年 本多劇場 土居裕子 佐藤伸行 横山由和 筒井広志 中川久美
1990年 本多劇場 土居裕子 佐藤伸行 横山由和 筒井広志 中川久美
1991年 青山劇場 土居裕子
福島桂子
佐藤伸行
本間仁
横山由和 筒井広志
八幡茂
Sho Sako
中川久美
藤井真梨子
1992年 町田市民ホール 福島桂子 本間仁  
1993年 東京芸術劇場 土居裕子
今津朋子
真矢武
畠中洋
横山由和 筒井広志
八幡茂
中川久美
1994年 町田市民ホール 矢口容子 清水博司
(現:清水拓蔵)
横山由和 筒井広志
八幡茂
中川久美
1995年 なかのZERO 渋谷玲子
矢口容子
縄田晋 ワームホールプロジェクト
(横山由和ほか)
筒井広志
八幡茂
中川久美

Rカンパニーによる公演[編集]

公演年 主な会場 キャスト
折口佳代 三浦悠介
2009年 赤坂ACTシアター 高野菜々 安中淳也
2010年 ル・テアトル銀座 高野菜々 安中淳也
2012年 兵庫県立芸術文化センター 高野菜々
宮崎祥子
小林啓也
安中淳也
2012年 常陸太田市民交流センター 高野菜々
宮崎祥子
小林啓也
安中淳也
2012年 ル・テアトル銀座 高野菜々
宮崎祥子
小林啓也
安中淳也
2012年 北海道演劇鑑賞団体連絡会 高野菜々
宮崎祥子
小林啓也
安中淳也
2012年 町田市民ホール 高野菜々
宮崎祥子
小林啓也
安中淳也
2012年 九州演劇鑑賞団体連絡会議 高野菜々
宮崎祥子
小林啓也
安中淳也
2016年 上野学園ホール 高野菜々 渡辺修也
2016年 町田市民ホール 高野菜々 渡辺修也

2020年の公演[編集]

2020年上演。演出は小林香。東宝制作[1]

日程
2020年1月7日 - 2月2日(東京シアタークリエ
2020年2月7日 - 2月9日(福岡市民会館
2020年2月12日 - 2月15日(大阪新歌舞伎座
キャスト
三浦悠介:井上芳雄
折口佳代:咲妃みゆ
畠中洋吉野圭吾濱田めぐみ上原理生仙名彩世
内藤大希北川理恵大月さゆ川口大地横田剛基松田未莉亜早川一矢松野乃知相川忍井上一馬藤咲みどり照井裕隆福井晶一土居裕子月影瞳(*月影瞳は東京公演のみの出演濱田めぐみと役替り)

2023年の公演[編集]

2023年10月 - 12月に草月ホールメイシアターJMSアステールプラザ他全8都府県9ヶ所で上演[1][2]

日程
10月3日(大阪・メイシアター大ホール)
10月14日(栃木県・小山市立文化センター)
10月27日 - 11月5日(東京・草月ホール)
11月11日(栃木県・あしかがフラワーパークプラザ)
11月23日(福井県・越前市文化センター)
11月26日(愛知県・幸田町民会館さくらホール)
12月3日(島根県・悠邑ふるさと会館)
12月8日 - 12月9日(広島・JMSアステールプラザ大ホール)
12月16日(茨城県・水戸市民会館グロービスホール)
キャスト
三浦悠介(Wキャスト):小林啓也・畠中祐
折口佳代(Wキャスト):森彩香・高野奈々
佐藤伸行、井田安寿、本間仁、新木啓介岡崎かのん、安中淳也、松永さとり藤田将範北村しょう子姫本梨央山西菜音上田亮清田和美塩坂真季毎原遥五十嵐進大須賀勇登、渡辺修也、後藤さつき木村弥素子林芳弥辻凌子大本観月兼崎ひろみ[3]

脚注[編集]

外部リンク[編集]