カロマ

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カロマ(Karoma)とは、イタリアフェイヨ (Feio) 社のエスプレッソコーヒーブランドである。

パウダーコーヒーとエスプレッソカフェポッドがある。 フェイヨ社の本部はエスプレッソ発祥の中心地であるナポリ近郊、アマルフィ海岸のあるサレルノアングリ市にある。

カロマのエスプレッソカフェポッドはESE規格に互換性がある45mm径のものとなっている[1]

名前の由来[編集]

Che aroma!(ケ アローマ!:なんていい香り!)というイタリア語がもとになっている。 ナポリのエスプレッソは比較的深煎りタイプが多い。

ナポリエスプレッソの話[編集]

東洋からもたらされたコーヒーを現在のエスプレッソの形に完成させたのはナポリで、当時はコーヒーとミルク、砂糖とカップを積んだ移動販売をしていた。そして次々にカフェが登場することになる。その中でも有名なのがガンブリヌスやカフェ・ピントというカフェで、詩人ジャコモ・レオパルディ(1798-1837)もそこで砂糖たっぷりのコーヒーを愉しんでいたと伝えられる(少なくとも砂糖をスプーン10杯いれていたらしい)。 グラン・カフェではコーヒーにクリームやココアを入れたレシピも生まれた。フランスのタレーランはエスプレッソを「地獄のように熱く悪魔のように黒い、そして天使のように純粋で愛のように甘い("caldo come l’inferno, nero come il diavolo, puro come un angelo e dolce come l’amore”)」と称賛した。

脚注・出典[編集]

外部リンク[編集]