エミテラス所沢

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エミテラス所沢
Emi terrace TOKOROZAWA
2024年4月7日時点の建設状況
地図
地図
店舗概要
所在地 359-1124
埼玉県所沢市東住吉10
座標 北緯35度47分5秒 東経139度28分14秒 / 北緯35.78472度 東経139.47056度 / 35.78472; 139.47056 (エミテラス所沢)
開業日 2024年令和6年)9月(予定)
施設所有者
敷地面積 34,000 m²
延床面積 129,000 m² 
中核店舗
店舗数 約150店舗
営業時間 専門店街 10:00 - 21:00
(一部10:00‐25:00)
一部店舗営業時間異なる
駐車台数 約1,733台
バイク:約80台約1,700
駐輪台数 約2,000台
前身 西武所沢車両工場[1]
最寄駅 西武鉄道新宿線 池袋線所沢駅
テンプレートを表示

エミテラス所沢(エミテラスところざわ)は、埼玉県所沢市にある複合商業施設である。事業主は西武鉄道住友商事で、西武リアルティソリューションズ、住友商事、住商アーバン開発が運営している[3]

概要[編集]

1946年昭和21年)に開設され、2000年平成12年6月15日 をもって廃止された西武所沢車両工場[4]の跡地にオープンする商業施設。フロアは各階ごとに個別のコンセプトを持つ[5]。所沢駅西口と歩行者デッキで直結している。

西武所沢車両工場跡地を再開発する「所沢駅西口土地区画整理事業」の中核のC地区(一部D地区)にあたる[6]

「所沢らしさを育み、都市と郊外の 2 つの魅力を享受できる「所沢スタイル」を創造・発信する拠点」をコンセプトに、新しい体感・体験の提供を目指している。西武線沿線や所沢市内初出店の店舗も含め約150店舗が出店する計画である。

主要施設の営業時間はスーパー、映画館、飲食店を除き10時から21時までとなる予定である。

フロアは各階ごとに個別のコンセプトを持つ。

  • 1階 –“ここから出かけるわくわく感とみどりの中でゆっくりと癒される空間”
  • 2階 – “さまざまなアートやカルチャーに触れて感動できる空間”
  • 3階 – “子育て世代やファミリーをターゲットに、家族で時間を過ごせる空間”
  • 4階 – “非日常体験とお子さまの成長を感じられる空間”

当計画などの影響を受け、2024年(令和6年)2月29日をもって新所沢パルコが閉館することとなった[7]

テナント[編集]

2024年4月18日に発表された139店舗(一部抜粋)

西武所沢車輌工場レガシー[編集]

2000年まで西武鉄道所沢車輌工場として鉄道車両の製造や修繕を行っていた場所である当地。施設内には跡地の歴史を未来につなぐレガシーが設置される。[8]

本線と「西武鉄道所沢車輌工場」を結んでいた「引き込み線」[編集]

工場と鉄道本線の車両の往来に、双方をつなぐための「引き込み線」が設置されていた。開業するにあたり、同工場のレガシーとして当時引き込み線があった場所の一部にレールを設置し、シンボルとして事績を伝える。

2000系運転用シミュレータの展示[編集]

乗務員の養成・教育のために鉄道係員養成所にて導入され、実際に訓練などで使用していた2000系運転用シミュレータの一部を館内に設置する。

そのほかのレガシー設置の検討中

沿革[編集]

  • 2000年(平成12年)- 西武所沢車両工場が閉鎖。
  • 2022年(令和4年)11月1日 - 着工[9]
  • 2024年(令和6年)4月18日 ‐ 施設名称及びテナント発表。

           9月 - 開業予定。

アクセス[編集]

鉄道[編集]

  • 西武新宿線・池袋線 所沢駅

脚注[編集]

  1. ^ “所沢らしさを育み、都市と郊外の 2 つの魅力を享受できる「所沢スタイル」を創造・発信する拠点開発 「所沢駅西口開発計画」の事業内容について ~2022 年 11 月着工、2024 年秋開業予定~”. (西武リアルティソリューションズ住友商事). (2022年10月28日)
  2. ^ pdf 所沢らしさを育み、都市と郊外の 2 つの魅力を享受できる「所沢スタイル」を創造・発信する拠点 2024 年秋開業「所沢駅西口開発計画」 キーテナント 11 店舗決定 ~最新鋭設備を導入するシネマコンプレックスなど~”. 株式会社西武リアルティソリューソンズ. 2023年12月14日閲覧。
  3. ^ 所沢らしさを育み、都市と郊外の 2 つの魅力を享受できる「所沢スタイル」を創造・発信する拠点開発 「所沢駅西口開発計画」の事業内容について ~2022 年 11 月着工、2024 年秋開業予定~ - 住友商事住商アーバン開発
  4. ^ 『RM LIBRARY31 所沢車輌工場ものがたり(下)』 (2002) p.29
  5. ^ “所沢らしさを育み、都市と郊外の 2 つの魅力を享受できる「所沢スタイル」を創造・発信する拠点開発 「所沢駅西口開発計画」の事業内容について ~2022 年 11 月着工、2024 年秋開業予定~”. (西武リアルティソリューションズ住友商事). (2022年10月28日)
  6. ^ " keikakuzu_nishiguchi.pdf
  7. ^ “新所沢パルコ閉店へ…24年2月末に 1983年開業 グランエミオなど競争激化、大型施設の出店計画も”. 埼玉新聞(埼玉新聞社). (2021年2月25日)
  8. ^ 所沢駅西口開発計画の商業施設の名称は「エミテラス所沢」に決定!2024年9月開業、全142店舗のうち139店舗を発表 西武鉄道所沢車両工場跡地の歴史を未来へつなぐ〝レガシー“も設置”. 西武リアルティソリューソンズ. 2024年4月18日閲覧。
  9. ^ “所沢駅西口、映画館など約150店が入る大型商業施設が2024年秋開業。起工式で「ゆっくり長時間滞在できる施設目指す」と西武HD後藤社長 駅西口・ワルツ所沢を含めた巨大モール形成へ”. トラベルウォッチ.(2022年10月29日)