ウィップ=マ=ホップ=マ=ゲート

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ウィップ=マ=ホップ=マ=ゲート英語: Whip-Ma-Whop-Ma-Gate)あるいはウィップマホップマ通り[1]は、イギリスイングランドヨーク市中心部の通り。その長くて珍しい名前と、全長が非常に短いことで知られる[2]。全長は24メートル。

コリアーゲート英語版セント・セイヴァーゲート英語版の交差点からシャンブルズ英語版に至る路地で、全線をペイヴメント英語版と並行している。道中にセント・クラックス教会英語版、東端にはセント・セイヴァー教会英語版がある。

初めて言及されたのは1505年で、Whitnourwhatnourgateと呼ばれていた。その後Whitney Whatneygateと呼ばれるようになった。意味は「どっちつかずの通り(neither-one-thing-nor-the-other street)」であるが[3]、通りの銘板には「なんて通りだ!(what a street!)」と示唆されている。17世紀から18世紀にかけてSalvey RentsまたはSalvegateと記している文献が見つかっている[3]。1984年、ヨークの文化遺産の保全に努めるボランティア組織ヨーク・シビック・トラスト(York Civic Trust)によってヨークストーンに再舗装された[4]

ヨーク出身の作家マーティン・クレイトン英語版は「ウィップ=マ=ホップ=マ」という名前の小説を執筆している[5]

出典[編集]

  1. ^ 世界ふれあい街歩き ヨーク/ イギリス”. 日本放送協会 (2016年). 2024年5月21日閲覧。
  2. ^ Butterfield, David (2018年8月11日). “British street names: short, simple and unpretentious”. The Spectator. 2018年8月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月27日閲覧。
  3. ^ a b Houses: Swinegate—Whip-ma-whop-ma-gate”. An Inventory of the Historical Monuments in City of York. British History Online. 2024年5月21日閲覧。
  4. ^ Whip-Ma-Whop-Ma-Gate”. York Civic Trust. 2024年5月21日閲覧。
  5. ^ Clayton, Martyn (2011). Whip-Ma-Whop-Ma. ルルエンタープライズ. ISBN 978-1-4461-3426-9 

座標: 北緯53度57分33秒 西経1度04分45秒 / 北緯53.959180度 西経1.079240度 / 53.959180; -1.079240