はたたかし

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はた たかし1921年大正10年)11月22日 - 2013年平成25年)8月11日)は、日本児童文学作家。元桃山学院短期大学教授。本名は秦敬。

経歴[編集]

愛媛県新居郡大町村(現西条市)に生まれる。名教中学校(現・東海大学付属浦安高等学校)卒業。早稲田大学専門部を中退し、1945年(昭和20年)に法政大学高等師範部国語漢文科を卒業する[1]1946年(昭和21年)に西条高等実践女学校教諭となり、1947年(昭和22年)より西条市内で小・中学校で教師を務める。教師定年退職ののち、1981年(昭和56年)桃山学院短期大学教授(1992年1月まで)に就任する。一方、児童文学作家として作品を発表し、同人誌「ぷりずむ」を主宰するなど、愛媛県の児童文学活動で指導的役割を担った。1992年(平成4年)に愛媛新聞賞を受賞する。

著書[編集]

  • 『月夜のはちどう山』 理論社、1972年・愛蔵版1981年。のちフォア文庫にて『ポムのロケット』へ改題。
  • 『フじいさんのペンキ』 理論社、1972年。
  • 『とべ!ねぼすけくじら』 ポプラ社、1975年。
  • 『はちどう山あなほり商会』 小峰書店、1976年。
  • 『海賊ヒックがやってきた』 国土社、1978年。
  • 『ロビン・キャットはいつ帰る』 国土社、1980年。
  • 『そんながっこうしらないね』 太平出版社、1980年。
  • 『ロビン・キャットとおかしな仲間』 国土社、1981年。
  • 『くえびこさまと行った山』 小学館、1982年。
  • 『子てんぐのはうちわ どこへいった』 文溪堂、1992年。
  • 『子てんぐハタキぼうとカラカラサウルス』 文溪堂、2004年。
  • 『ポムのロケット』 日本標準、2004年。

参考[編集]

  1. ^ 「作家・故はたたかしさん生誕100年 西条で次男講演会」 愛媛新聞 2021年11月25日
  • 『現代物故者事典 2012〜2014』