おしか御番所公園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
おしか御番所公園
Oshika Gobansho Park
おしか御番所公園
分類 都市公園
所在地
宮城県石巻市鮎川浜黒崎1番地643
座標 北緯38度17分11.05秒 東経141度31分5.5秒 / 北緯38.2864028度 東経141.518194度 / 38.2864028; 141.518194座標: 北緯38度17分11.05秒 東経141度31分5.5秒 / 北緯38.2864028度 東経141.518194度 / 38.2864028; 141.518194
面積 6.5ha
開園 1992年[1]
設備・遊具 芝生広場、自然散策路、展望棟、ローラー式滑り台、その他
駐車場 無料 普通車70台
公式サイト 石巻市のページ
テンプレートを表示

おしか御番所公園(おしかごばんしょこうえん)は宮城県石巻市鮎川浜にある公園[2]で、ただ単に御番所公園とも表記される。南三陸金華山国定公園の中にあったが、2015年3月31日、南三陸金華山国定公園が三陸復興国立公園に編入されたので、同国立公園内にあることになる[3]

概要[編集]

牡鹿半島に1971年昭和46年)4月1日に有料道路として開通し、1996年平成8年)4月に無料開放となった宮城県道220号牡鹿半島公園線(牡鹿コバルトライン)の南端にあり、公園中央の一番高い位置には、六角形の展望棟があって牡鹿半島の全景、金華山、網地島田代島、太平洋の大海原など、360度パノラマの眺望が楽しめる[4]。標高188mの御番所山の頂上付近に位置する。

江戸時代に仙台藩が「唐船」の襲来に備えて設置した見張り所(仙台藩唐船番所)[5]が復元されている。

御番所公園展望棟から観る金華山

2011年(平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の際は、潮が引き金華山までの海の底が現れ、牡鹿半島と金華山は陸続きのようになった。そのあと津波が襲来した。当公園では、地割れが生じたり、建造物にも被害が出たため、その後長期に渡って閉鎖されていたが、現在は牡鹿コバルトライン共々、2014年4月には全面復旧した。展望棟は円形だったものを取り壊し新しく立て直したもので[6]六角形の外観が特徴、2階には、いすとテーブルを配置し飲食も可能である。東日本大震災前は年間2万人の訪問があった。1992年(平成4年)の開園で、四半世紀の歴史があり、入園は自由。

施設・設備[編集]

  • 展望棟(六角形)
  • 仙台藩唐船番所(跡)
  • 自然散策路
  • 芝生広場(ちびっこ広場)
  • 展望テラス
  • 駐車場
  • トイレ

アクセス[編集]

周辺の見所[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 株式会社 相和技術研究所
  2. ^ この道は、いつか来た道 7 - ウェブアーカイブ(ウェイバックマシン、2015年5月18日)
  3. ^ 三陸復興国立公園の公園区域の変更(南三陸金華山国定公園区域の編入)について”. 環境省東北地方環境事務所 (2015年3月27日). 2022年1月14日閲覧。
  4. ^ 牡鹿の観光復興第1歩 家族旅行村と御番所公園が全面再開 - ウェブアーカイブ(ウェイバックマシン、2016年6月5日)
  5. ^ 1648年慶安元年)~1869年明治2年)まで運用されていた。
  6. ^ 駐車場の補修などと合わせ4千万円投入。

外部リンク[編集]