那覇市民会館
那覇市民会館 Naha Civic hall | |
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情報 | |
正式名称 | 那覇市民会館 |
開館 | 1970年11月18日 |
収容人員 |
大ホール:1,668人 中ホール:800人 |
客席数 | 1,372(大ホール) |
延床面積 | 7,334.51m² |
設備 |
大ホール 中ホール |
用途 | 演劇・舞踊・音楽他行事等 |
運営 | 那覇市 |
所在地 |
〒902-0064 沖縄県那覇市寄宮1-2-1 |
位置 | 北緯26度12分27.673秒 東経127度41分37.021秒 / 北緯26.20768694度 東経127.69361694度座標: 北緯26度12分27.673秒 東経127度41分37.021秒 / 北緯26.20768694度 東経127.69361694度 |
アクセス | ゆいレール 安里駅下車、徒歩で約10分。 |
那覇市民会館(なはしみんかいかん、英語:Naha Civic hall)は、沖縄県那覇市寄宮にあった多目的ホールである。
概要[編集]
アメリカ統治下の1970年(昭和45年)に完成した。収容人数は1,668人(大ホール)で、中ホールもある。
1972年(昭和47年)5月15日の沖縄返還の際に、当時の佐藤栄作首相が参加して返還式典(日本武道館との同時開催)の会場となった。以前は那覇市の成人式も行われていた。
2006年(平成18年)には、DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築に選ばれている。
休館[編集]
2014年(平成26年)4月に市内の那覇市立久茂地小学校と前島小学校が統合され、旧前島小学校敷地に那覇小学校が開校した。
那覇市民会館は、市民人口規模においても大きな公演を招致するのも難しく、例えば沖縄県吹奏楽コンクールなどは、宜野湾市の沖縄コンベンションセンターで開催されるようになった。翁長雄志市長(当時)は都心の空白地の活性化を図る手段の一環として、旧久茂地小学校校地に市民会館を移転する計画を述べた。那覇市新文化芸術発信拠点施設は2018年(平成30年)秋に着工し、2021年(令和3年)春に完成予定。
だが、現市民会館よりも面積的には狭くなり、また旧久茂地小学校校地周辺の道路幅は4.5 - 6.0mで舞台関連装置の搬入(トラック)や団体におけるバス利用のための駐車場が周辺にないことから旧久茂地小学校校地だけでは足りず、周辺環境の整備も求められている。
ほかにも、県庁前駅・美栄橋駅から等距離にあり、歩道も狭く、歩行障がい者の移動に難があること、県想定の地震・津波の被災リスクの大きさ、それに市民会館移設ありきでの小学校廃校に不満の声もあるなど課題も多い。これに対し、現市民会館も老朽化と震度6クラスで倒壊の恐れも判明したことから、2016年(平成28年)10月13日以降休館となっている。
旧那覇市民会館は2019年(令和元年)9月に保存方法について検討する「那覇市民会館保存可能性等検討委員会」で部分復元に意見を集約[1]。同年9月25日に那覇市新文化芸術発信拠点施設は名称を「那覇文化芸術劇場なはーと」と決定した[2]。