目黒護國神社
目黒護國神社 | |
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所在地 | 東京都目黒区五本木2-20-17 |
主祭神 | 護国の英霊 |
社格等 | 指定外護国神社 |
創建 | 昭和16年(1941年) |
目黒護國神社(めぐろごこくじんじゃ)は、東京都目黒区にあった神社(護国神社)。
歴史[編集]
創建[編集]
1941年(昭和16年)に創建された。台湾日日新報社長だった守屋善兵衛(1930年没)の遺族より、土地の寄贈の申し出があり、その際に「忠霊を祀る神社を建設すること」という条件があったので、当時の目黒区は公費で神社を創建した[1][2]。
戦後、日本国憲法の施行により、区が神社を運営することができなくなったため(政教分離原則)、戦没者遺族が管理することになった。そして1959年(昭和34年)に「目黒護國神社崇敬会」が設立され、区と土地賃貸借契約を結ぶことになった[1]。
廃社[編集]
ところが、2000年(平成12年)以降、管理者をしていた崇敬会の役員が死去したことにより、崇敬会の活動が休止してしまった。区に払う地代も滞納するようになり、御魂であった戦没者名簿も行方不明となった[2]。
2005年(平成17年)、目黒区の外部監査で、単に政教分離上の問題だけでなく、建物が老朽化しており安全面でも問題があるとの指摘を受けた[1]。
2008年(平成20年)に撤去された。他神社への合祀や他団体の管理も模索されたというが、折り合いがつかず結局断念することになった[2]。