法政大学沖縄文化研究所
法政大学沖縄文化研究所(ほうせいだいがくおきなわぶんかけんきゅうじょ、Hosei University Institute for OkinawaStudies )は、法政大学の付属の研究機関。首都圏における沖縄研究の中心的役割を担っている。
概要[編集]
1972年、沖縄が日本に復帰した年に設立される。初代所長は中村哲[1]。
設立の直接的な契機は、中野好夫が主宰していた沖縄資料センターの資料を無償で法政大学に移管されたことによる[2]。
設立当初は港区の法政大学麻布校舎2階にあったが、1981年に富士見校舎へ移転した[1]。
琉球弧(奄美・沖縄・宮古・八重山)の文化をその周辺地域の中に位置づけ、歴史学、言語学、民俗学、文学、考古学などの諸分野から総合的に研究し、その特質を明らかにすることを目的とし、沖縄研究の拠点として、国内外の研究者を結ぶ情報ネットワークセンターとしての役割も果たしている。また、沖縄関連の資料も多く蒐集しており、伊波普猷直筆資料、楚南家文書などを所蔵している[3]。現在の所長は中俣均。
所在地[編集]
- 東京都千代田区富士見2-17-1(法政大学市ケ谷キャンパス ボアソナード・タワー21階)
関連項目[編集]
脚注[編集]
参考文献[編集]
- 法政大学戦後五〇年史編纂委員会 『法政大学と戦後五〇年』 法政大学、2004年