内成棚田

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

内成棚田(うちなりたなだ)は、大分県別府市大字内成にある棚田。「日本の棚田百選」に大分県から6地区選出されている中の1つである。[1]残りは、由布市の由布川奥詰、豊後大野市の軸丸北、玖珠町の山浦早水、宇佐市の両合、中津市の羽高の6ヵ所になる。「つなぐ棚田遺産」にも選出された。[2]

地理[編集]

別府市の南方、由布市挾間町に隣接、由布川が作った渓谷の標高差約130m~300mの急傾斜地を利用した棚田。由布川奥詰の棚田も近くにある。

歴史[編集]

戦国時代から江戸時代にかけて開拓された。面積は42余ha、水田およそ1000枚を60戸で維持している。[2]景観を維持するために地域に「内成棚田の会」と呼ばれる、地域住民主体の部会を設け、景観保護に努めている。[3]

交通アクセス[編集]

  • JR九州別府駅より車で20分[4]
  • 別府市コミュニティバス内成棚田線・かいがけ行き「別府駅」より40分「梶原」下車[5]*令和6年9月30日までの実証運行[6]

近在の観光スポット[編集]

  • 内成棚田展望所
  • 水無の滝
  • 由布川渓谷自然公園

脚注[編集]

  1. ^ 内成棚田”. 大分県東部振興局日出水利耕地事務所. 20224-04-28閲覧。
  2. ^ a b 内成の棚田”. おおいた遺産. 2024年4月28日閲覧。
  3. ^ 内成とは”. 内成活性化協議会. 2024年4月28日閲覧。
  4. ^ 内成棚田”. 別府市農林水産課. 2024年4月28日閲覧。
  5. ^ https://www.city.beppu.oita.jp/doc/seikatu/bouhan_anzen/anzen_koutuu/commubus.pdf
  6. ^ 別府市コミュニティバス”. 別府市政策企画課. 2024年4月28日閲覧。

外部リンク[編集]

座標: 北緯33度14分7.5秒 東経131度28分42.0秒 / 北緯33.235417度 東経131.478333度 / 33.235417; 131.478333