キリル・ゲルシュタイン
キリル・ゲルシュタイン | |
---|---|
生誕 |
1979年10月23日 ソビエト連邦 ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国、ヴォロネジ |
出身地 | ロシア |
学歴 | マンハッタン音楽学校、ソフィア王妃音楽大学 |
ジャンル | クラシック音楽 |
職業 | ピアニスト |
担当楽器 | ピアノ |
レーベル | ナクソス (レコードレーベル) |
キリル・ゲルシュタイン(英語: Kirill Gerstein, 1979年10月23日 - )は、ロシア・ヴォロネジ生まれのピアニスト。
ゲルシュタインは最初はクラシックを学んでいたが、ジャズを勉強するために14歳でアメリカに渡り(バークリー音楽大学[1])、それからクラシックに「戻った」(マンハッタン音楽学校)というユニークな経歴の持ち主で[2]ある。
来歴・人物[編集]
キリル・ゲルシュタインは1979年にヴォロネジに生まれ、12歳の時に初めて出場したはコンクール(the International Bach Competition in Gorzów, Poland)で優勝している。その後、父親の影響でジャズに興味を持ち、1993年バークリー音楽大学のサマースクールに招聘された(正規の学生となり、14歳にして大学設立以来の最年少の大学生となった)。
その後クラシック音楽に戻り、マンハッタン音楽学校でソロモン・ミコウスキーに師事。20歳で音楽の学士と修士号を得た。さらにマドリードのソフィア王妃音楽大学でドミトリー・バシキーロフ、クラウディオ・マルティネス・メーナーに師事。また、2003年と2004年にはコモ湖国際ピアノアカデミーに参加している。
2003年にアメリカの市民権を獲得。シュトゥットガルト音楽演劇大学の教授職も務めている。
受賞[編集]
- ポーランドのクラクフで開催された第1回バッハコンクールで優勝。(11歳)
- 2001年テルアビブで開催されたルービンシュタイン国際ピアノコンクールで優勝
- 2010年ギルモア・アーティスト賞受賞
演奏活動[編集]
2000年にデイヴィッド・ジンマン指揮、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団と競演でオーケストラデビューを果たし、シャルル・デュトワ指揮のロイヤルフィルハーモニー管弦楽団との競演、BBCプロムスコンサートなどを行っている。
2009年12月には、シャルル・デュトワ指揮のもとNHK交響楽団とショスタコーヴィチのピアノ協奏曲第2番を演奏している。
ディスコグラフィー[編集]
- 『 J.S. バッハ/ベートーヴェン/スクリャービン/ワイルド:ピアノ作品集』(2008年:輸入版)