きっと明日は
『きっと明日は』(きっとあしたは)は、1996年4月10日[1]から1997年3月12日[2]までNHK教育テレビジョンで放送された小学校5年生向けの教育ドラマである[3]。
概要[編集]
『さわやか3組』、『はばたけ6年』と同じく主人公の小学生が学校や家庭などで起こる出来事を乗り越えて成長していく姿を描く。「いじめ」が大きな社会問題となる中、子供たちの“心を育てる”ことのできる新鮮な方法論とメッセージが必要と考えられ、一定の評価を得ていた前年度までの『あしたへジャンプ』から変わり番組開始[3][4]。しかし、翌年度から6年生向けの『はばたけ6年』と統合され、新番組『虹色定期便』となり、放送はわずか1年間しかなかった。全18話。
あらすじ[編集]
主人公の高沢瑞記は小学校5年生。春休みに父・堅吾の転勤(事実上の左遷)に伴い、家族がバラバラになることを心配した瑞記は父と二人で暮らすことを決意し、高原の村・鹿間村にやってくる。母は東京で仕事をしているが、父とはうまくいっていない。武田家隠し財宝探しと瑞記の「明るい家族・家庭を取り戻したい」という願いをドラマの縦横の糸として1年間かけて問題を提起する[3]。
放送時間[編集]
期間 | 放送時間 |
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1996年4月10日 - 1997年3月12日 | 水曜日 10:45 - 11:00 |
出演者[編集]
- 高沢瑞記
- 演 - 吉田里渚(現在は小鶴璃奈)[3]
- この番組のヒロイン。小学5年生。春休みを利用して姉とともに父親の単身赴任先を訪れ、4月からは鹿間村の小学校に通うことになる。
- 高沢堅吾
- 演 - うえだ峻[3]
- 真琴と瑞記の父。大東新聞通信部記者。かつては東京で活躍する記者だったが、昨年の秋に鹿間村の通信部へ単身赴任する。
- 高沢佳奈子
- 演 - 根岸季衣[3]
- 真琴と瑞記の母。
- 高沢真琴
- 演 - 中込佐知子[3]
- 瑞記の姉。美術大学に通っているが、ロック歌手を目指している。劇中に歌うシーンがあり、またエンディングテーマも歌う。
- 桑原甚兵衛
- 演 - 仁内建之
- 先祖が残した埋蔵金の存在を信じ、堅吾とともにその発見に日々奮闘する。
- 桑原富雄
- 演 - でんでん
- 甚兵衛の息子。当初は父親とは異なり、埋蔵金は存在しないと思っていた。ミニバスケットボールチームのコーチをつとめる。大平先生に好意を持っている。
- 太田雅代
- 演 - 土田ユミ
- 村の飲み屋の女将。堅吾の食事の面倒をみてもらっている。
- 大平紀子
- 演 - 工藤美雪
- 鹿間村立鹿間北小学校で5年生を受け持つ。瑞記の担任の先生。ミニバスケットボールチームの監督もつとめる。
放送リスト[編集]
回 | タイトル | 初回放送日 |
---|---|---|
1 | 埋蔵金の村へ | 1996年 | 4月10日
2 | 埋蔵金はあるの? | 1996年 | 4月24日
3 | 消えたクラスメート | 1996年 | 5月 8日
4 | 友達の秘密 | 1996年 | 5月22日
5 | ワンダーランドがやってくる!? | 1996年 | 6月 5日
6 | 男と女の大勝負 | 1996年 | 6月19日
7 | 若武者の願い | 1996年 | 7月 3日
8 | 憎まれっ子 世にはびこる 前編 | 1996年 | 8月28日
9 | 憎まれっ子 世にはびこる 後編 | 1996年 | 9月18日
10 | いい人の悩み 前編 | 1996年10月30日 |
11 | いい人の悩み 後編 | 1996年11月13日 |
12 | ファミリー駅伝大会 前編 | 1996年11月27日 |
13 | ファミリー駅伝大会 後編 | 1996年12月11日 |
14 | お宝発見!? | 1997年 | 1月 8日
15 | お宝の正体 | 1997年 | 1月22日
16 | もうひとつの宝 | 1997年 | 2月 5日
17 | 瑞記の哀しみ | 1997年 | 2月19日
18 | きっと明日は | 1997年 | 3月 5日
スタッフ[編集]
脚注[編集]
- ^ きっと明日は <新> - NHKクロニクル
- ^ きっと明日は <終> - NHKクロニクル
- ^ a b c d e f g 『放送教育』第51巻第1号、日本放送教育協会、1996年4月1日、25 - 26頁、NDLJP:2340878/13。
- ^ 日本放送協会放送文化研究所 (メディア情報) 編『NHK年鑑'97』日本放送出版協会、1997年10月17日、210頁。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
NHK教育テレビジョン 学校放送 小学5年向け道徳番組(1996年度) | ||
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