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MIND DROPS

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
MIND DROPS
尾崎亜美スタジオ・アルバム
リリース
録音 1977年1月17日~4月14日、音響スタジオ銀座東京
ジャンル ポップス
時間
レーベル 東芝EMI/エキスプレス
ETP-72245
プロデュース 松任谷正隆
尾崎亜美 アルバム 年表
SHADY
(1976年)
MIND DROPS
(1977年)
STOP MOTION
(1978年)
EANコード
EAN 4988006219861
『MIND DROPS』収録のシングル

  1. リリース: 1976年11月20日
  2. 初恋の通り雨
    リリース: 1977年7月20日
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MIND DROPS』(マインド・ドロップス)は、1977年6月5日に発売された尾崎亜美の2枚目のオリジナル・アルバムである。全曲の作詞および作曲は尾崎亜美自身が手掛けている。

概要・制作[編集]

本作は東芝EMI/エキスプレス・レーベル10周年記念作品の一枚として発売された[1]。全編曲はファーストアルバム『SHADY』に続いて、松任谷正隆が担当している。アルバムタイトルも同様に松任谷由実の発案によるもの。ボサノヴァジャズのリズムを取り入れるなど、前作よりもサウンドの幅は拡がっている[2]

2枚目のシングル「」と4枚目のシングル「初恋の通り雨」が収録されているが、どちらもレコーディングし直され、シングルとは別音源となっている。なお、3枚目のシングルはヒットを記録した尾崎の代表曲である「マイ・ピュア・レディ」だが、プロデューサーの松任谷の意向により本作への収録は見送られた。その理由として、これは ″涙″ をイメージしたコンセプト・アルバムなので雰囲気にそぐわないからというもので、尾崎はそれに素直に従ったという[2]。尾崎は後に、『MIND DROPS』は『SHADY』の少々陰影を感じさせる部分に繋がる一面はあるものの、全体的にはかなり明るい感じになっているので、今考えると収録してもあまり違和感はなかったかもしれないと回顧している。

A-1「太陽のひとりごと」は、トワ・エ・モワの元メンバーで当時東芝EMIでディレクターを務めていた芥川澄夫とのデュエット曲、A-4「うわさの男」は南佳孝とのデュエット曲である[2]

2009年4月22日には紙ジャケット仕様(CD:TOCT-26824)で再発売され、「マイ・ピュア・レディ」とB面曲「サンライト」がボーナス・トラックとして追加収録された。

収録曲[編集]

LP / CT[編集]

SIDE A
全作詞・作曲: 尾崎亜美、全編曲: 松任谷正隆
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「太陽のひとりごと」尾崎亜美尾崎亜美
2.「涙の雨」尾崎亜美尾崎亜美
3.「Bye Bye Mr. Random」尾崎亜美尾崎亜美
4.「うわさの男」尾崎亜美尾崎亜美
5.「夢子とかげろう」尾崎亜美尾崎亜美
SIDE B
全作詞・作曲: 尾崎亜美、全編曲: 松任谷正隆。
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「Booming Cracker」尾崎亜美尾崎亜美
2.尾崎亜美尾崎亜美
3.偶然尾崎亜美尾崎亜美
4.初恋の通り雨尾崎亜美尾崎亜美
5.さよならを言うために尾崎亜美尾崎亜美

CD[編集]

全作詞・作曲: 尾崎亜美、全編曲: 松任谷正隆。
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「太陽のひとりごと」尾崎亜美尾崎亜美
2.「涙の雨」尾崎亜美尾崎亜美
3.「Bye Bye Mr. Random」尾崎亜美尾崎亜美
4.「うわさの男」尾崎亜美尾崎亜美
5.「夢子とかげろう」尾崎亜美尾崎亜美
6.「Booming Cracker」尾崎亜美尾崎亜美
7.「旅」尾崎亜美尾崎亜美
8.「偶然」尾崎亜美尾崎亜美
9.「初恋の通り雨」尾崎亜美尾崎亜美
10.「さよならを言うために」尾崎亜美尾崎亜美
2009年版ボーナストラック
全作詞・作曲: 尾崎亜美、全編曲: 松任谷正隆。
#タイトル作詞作曲・編曲時間
11.マイ・ピュア・レディ尾崎亜美尾崎亜美
12.サンライト尾崎亜美尾崎亜美
合計時間:

シングル[編集]

尾崎亜美シングル
初出アルバム『MIND DROPS』
B面 偶然
リリース
規格 シングルレコード
ジャンル ポップス
レーベル 東芝EMI/エキスプレス
作詞・作曲 尾崎亜美
尾崎亜美 シングル 年表
冥想
(1976年)

(1976年)
マイ・ピュア・レディ
(1977年)
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概要[編集]

尾崎亜美の2枚目のシングル。アルバム『MIND DROPS』には、B面曲「偶然」と共にアルバムバージョンで収録された。

全作詞・作曲: 尾崎亜美、全編曲: 松任谷正隆。
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「旅」尾崎亜美尾崎亜美
2.「偶然」尾崎亜美尾崎亜美
初恋の通り雨
尾崎亜美シングル
初出アルバム『MIND DROPS』
B面 さよならを言うために
リリース
規格 シングルレコード
ジャンル ポップス
レーベル 東芝EMI/エキスプレス
作詞・作曲 尾崎亜美
プロデュース 松任谷正隆
尾崎亜美 シングル 年表
マイ・ピュア・レディ
(1977年)
初恋の通り雨
(1977年)
ストップモーション
(1978年)
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概要[編集]

4枚目のシングル。表題曲「初恋の通り雨」は、アルバム『MIND DROPS』にはアルバムバージョンで収録された。この曲は杉本理恵がカバーしており、1991年4月21日にシングルとしてリリースされている[3]

全作詞・作曲: 尾崎亜美、全編曲: 松任谷正隆。
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「初恋の通り雨」尾崎亜美尾崎亜美
2.「さよならを言うために」尾崎亜美尾崎亜美

参加ミュージシャン[編集]

レコーディングスタッフ[編集]

  • プロデューサー:松任谷正隆
  • ディレクター:武藤敏史
  • レコーディングエンジニア:Ryoji Hachiya

カバーデザイン[編集]

  • アートディレクション:Miwako Kato
  • 写真:Kenji Hata

リリース日一覧[編集]

地域 リリース日 レーベル 規格 カタログ番号 備考
日本 1977年6月5日 東芝EMIエキスプレス LP ETP-72245 stereo
1987年8月26日 CD CA32-1529
1993年3月3日 PCCA-00241
2004年4月1日 EMIミュージック・ジャパン デジタル・ダウンロード 00094631384950 mora[4]
B0047G5TT0 アマゾン[5]
A1000020463 レコチョク[6]
720345229 Apple Music[7]
2009年4月22日 CD TOCT-26824 紙ジャケット、24bitリマスター

脚注[編集]

出典[編集]

参考資料[編集]

  • 『MIND DROPS』(紙ジャケット再発盤・ライナーノーツ)東芝EMI/EXPRESS、2009年4月22日。TOCT-26824。 

外部リンク[編集]