海軍最高司令部 (ドイツ)
海軍最高司令部とは、ドイツ海軍に設けられた上級司令部 (ドイツ語: Oberkommando、略称:OK) に対する訳語の一つである。海軍全体の最高司令部である海軍総司令部と、各方面における最高司令部である海軍上級司令部を内包する。日本に例えるならば、前者は軍令部や海上幕僚監部、後者は鎮守府や地方総監部におおむね相当する。
海軍総司令部[編集]
海軍総司令部 (ドイツ語: Oberkommando der Marineまたはドイツ語: Oberkommando der Kriegsmarine、略称:OKM) は、プロイセン海軍、北ドイツ連邦海軍、ドイツ帝国海軍、及びドイツ国防軍海軍に設けられた全軍総司令部である。陸空軍の総司令部と同等の権限を有し、海軍参謀本部も所属していた。
海軍上級司令部[編集]
海軍上級司令部 (ドイツ語: Marineoberkommandos、略称:MOK)は1943年に設けられた各方面における総司令部である。各海軍基地や海軍集団司令部を改変して設置された。
一覧[編集]
- 東方海軍上級司令部 (MOK Ost)
- 北方海軍上級司令部 (MOK Nord)
- ノルウェー方面海軍上級司令部 (MOK Norwegen)
- 西方海軍上級司令部 (MOK West)
- 南方海軍上級司令部 (MOK Süd)