森アーツセンター
森アーツセンター(もりアーツセンター)は、東京都港区六本木の六本木ヒルズ森タワー49階〜屋上部分にある複合文化施設である。
概要[編集]
六本木ヒルズのコンセプトである「文化都心」の象徴となる施設で[1]、六本木ヒルズと共に2003年4月に開業した。ビル最上階の最も高値で賃貸出来る場所を文化施設にするという世界的にもあまり例のない試みは、当時森ビルの社長であった森稔の「文化は経済より上だという事を示したい」という明確な意志によるものであった[2]。
施設[編集]
施設は会員制クラブ「六本木ヒルズクラブ」、アカデミー・フォーラム施設「六本木アカデミーヒルズ」、展望台「東京シティビュー」「スカイデッキ」、美術館「森美術館」、ギャラリー「森アーツセンターギャラリー」で構成されている。
六本木ヒルズクラブ[編集]
六本木ヒルズ森タワー51階に位置する会員制クラブ。6つのレストランと3つのイベントスペースを備えている。
六本木アカデミーヒルズ[編集]
六本木ヒルズ森タワー49階に位置するアカデミー・フォーラム施設。"知の拠点"をコンセプトに、知的創造、交流、発信を誘発する"場"を目指して開設された[3]。会員制ライブラリー、ホール、カンファレンス施設を備えている。
東京シティビュー[編集]
六本木ヒルズ森タワー52階に位置する展望台。展望フロアの他、ギャラリースペース「スカイギャラリー」にてイベントも行われている。
スカイデッキ[編集]
六本木ヒルズ森タワー屋上に位置する屋外展望台。六本木ヒルズの開業5周年を記念して2008年4月26日に開放された[4]。海抜約270mの位置にあり、SHIBUYA SKYや東京タワートップデッキ(旧称:特別展望台)よりも高い位置にある。なお、カメラとスマートフォン以外の荷物は持ち込めず、ロッカーに預けなければならない。また、ヘリポート部分に立ち入ることはできない。
2023年9月10日、スカイデッキから人が飛び降り、死亡した[5]。これを受けて、スカイデッキは翌9月11日から無期限で休業し[6]、そのまま一般営業を終了した[7]。
森美術館[編集]
六本木ヒルズ森タワー53階に位置する美術館。地上から最も高い位置にある美術館で、現代美術を中心とした企画展示が行われている。
森アーツセンターギャラリー[編集]
六本木ヒルズ森タワー52階に位置するギャラリースペース。様々な企画展を開催している。
出典[編集]
- ^ 六本木ヒルズ|主要プロジェクト - 森ビル
- ^ 『ファイナンス』2019年11月号 Vol.55 No.8 42/90
- ^ コンセプト|六本木アカデミーヒルズ
- ^ 東京シティビュー「スカイデッキ」4月26日(土)オープン|MORI NOW - 森ビル
- ^ “六本木ヒルズで転落か、男性死亡 敷地で発見”. 神戸新聞NEXT (2023年9月10日). 2023年10月4日閲覧。
- ^ 屋上スカイデッキ 臨時休業のお知らせ - 東京シティビュー
- ^ “屋上スカイデッキ 営業終了のお知らせ”. 東京シティビュー (2024年4月19日). 2024年5月18日閲覧。
関連項目[編集]
- TOKYO NODE - 同じく森ビルが運営する虎ノ門ヒルズステーションタワーの最上部に位置する複合施設。
- 森ビル