コンテンツにスキップ

よみうりランド (企業)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社よみうりランド
YOMIURI LAND. CO. LTD.
よみうりランド本社
種類 株式会社
市場情報
東証1部 9671
1950年8月21日 - 2021年3月23日
略称 よみランド(銘柄略称)
本社所在地 日本の旗 日本
206-8566
東京都稲城市矢野口4015番地1
設立 1949年(昭和24年)9月24日
(株式会社川崎競馬倶楽部)
業種 サービス業
法人番号 5013401002162 ウィキデータを編集
事業内容 総合レジャー事業
代表者 代表取締役社長 溝口 烈
資本金 60億5,303万円
発行済株式総数 7株[1]
売上高 連結:222億3835万7000円
単独:215億2000万円
(2020年3月期)
営業利益 連結:31億2263万2000円
単独:29億3700万円
(2020年3月期)
純利益 連結:21億1898万4000円
単独:23億100万円
(2020年3月期)
純資産 連結:287億8977万3000円
単独:289億9400万円
(2020年3月31日現在)
総資産 連結:662億8333万円
単独:671億6200万円
(2020年3月31日現在)
従業員数 147名
(2020年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 (株)読売新聞グループ本社 100%
(2021年3月25日現在)
主要子会社 子会社の項目を参照のこと
関係する人物 正力松太郎
田邊宗英
外部リンク www.yomiuriland.co.jp
テンプレートを表示

株式会社よみうりランドは、日本レジャーおよび公営競技の施設運営企業である。本社は東京都稲城市に所在。読売新聞社の完全子会社。

概要[編集]

当初は競馬場の施設所有会社として創業し、現在は競馬場(船橋競馬場川崎競馬場)などの公営競技施設や、遊園地よみうりランドのほかにも、ゴルフ場読売ジャイアンツ球場ヴェルディグラウンド東京ヴェルディ及び日テレ・東京ヴェルディベレーザの練習場)などの管理運営を行っている。かつては船橋オートレース場も所有していた(2016年閉鎖)。

1991年から1998年までヴェルディ川崎(当時川崎市に本拠を置いていた)の運営会社「株式会社読売日本サッカークラブ」に出資していたが、1999年に親会社の読売新聞ともども、資本から撤退している。

2020年11月6日に、読売新聞グループ本社が株式公開買付けを行うことを発表[2]。同年12月22日に株式公開買付けが成立[3]。よみうりランドは2021年3月25日に、株式併合により読売新聞グループ本社の完全子会社となった[4]

読売新聞グループ本社によるTOB実施前の読売グループ以外の大株主は東京ドーム三井住友信託銀行大成建設京王電鉄横浜銀行などがあった[5]

なお、読売新聞グループ本社は、2021年1月に行われた、東京ドームの運営法人の三井不動産によるTOB成立[6]に際して、三井不動産から株式の20%の譲渡を受けており、読売グループにおける遊園地・レジャー事業の連携強化も図るとされている。

沿革[編集]

  • 1949年9月24日:株式会社川崎競馬倶楽部として設立。
  • 1950年:川崎競馬場が竣工。
  • 1950年:関東競馬倶楽部に商号変更。
  • 1950年:東京証券取引所市場第1部に株式を上場。船橋競馬場が竣工。
  • 1950年:船橋競馬場内にオートレース場竣工。
  • 1950年:関東レース倶楽部に商号変更。
  • 1961年:読売パブリックコース営業開始。
  • 1962年9月24日:読売フィッシングセンターオープン。
  • 1963年8月5日:読売スキーセンター、谷間の野外音楽堂オープン。
  • 1964年1月1日:読売ランドモノレールが開業。地方鉄道法(現・鉄道事業法)の適用路線であった。
  • 1964年3月19日:遊園地「読売ランド」開園、よみうりランド海水水族館開館。
  • 1964年4月19日:東京よみうりカントリークラブ営業開始。
  • 1964年7月1日:読売観光ホテル開業。
  • 1964年8月28日:読売ランドモノレールを延伸し、環状運転となる。
  • 1964年10月5日:地方学生ホテルオープン。
  • 1966年:よみうりランド農場(現:よみうりサポートアンドサービス)を設立。
  • 1968年:株式会社よみうりランドに商号変更、同時に各事業所名を「よみうり」に変更。 船橋オートレース場を競馬場内より船橋サーキット跡地に移転。
  • 1969年:サッカー場開設。
  • 1969年:読売パブリックコースを東京よみうりパブリックコースに改称。
  • 1969年4月20日:よみうりランド水族館にアマゾン館開業(ラッコ・マナティ館)
  • 1972年:よみうり開発を設立。
  • 1978年:千葉よみうりカントリークラブ営業開始(よみうり開発)。
  • 1978年:東京よみうりパブリックコースを法人会員制のよみうりゴルフ倶楽部に移行。
  • 1978年12月1日:よみうりランドモノレール廃止。
  • 1979年:千葉よみうりカントリークラブをよみうり開発より買収。
  • 1984年9月27日:東京読売巨人軍屋内野球練習場オープン。
  • 1985年10月4日読売ジャイアンツ球場オープン。
  • 1985年:静岡よみうりカントリークラブをよみうり開発より買取、同年10月に営業開始。
  • 1990年:静岡よみうりスポーツを設立。
  • 1991年:静岡よみうりスポーツがよみうり開発を吸収合併。
  • 1993年:よみうりゴルフガーデン(練習場)オープン。
  • 1999年:よみうりランド(遊園地)をリニューアル。京王よみうりランド駅と遊園地メインエントランス(スカイゲート)を直結する高速ゴンドラ「スカイシャトル」営業開始。
  • 2002年:よみうりメディカルサービスを設立(2009年解散)。
  • 2003年:よみうりランド敷地内の旧本社屋を老朽化のため解体(跡地はよみうりランド慶友病院となる)。
  • 2004年:京王よみうりランド駅前の社有地に新本社屋が完成。温浴施設「よみうりランド丘の湯」営業開始。
  • 2009年12月15日:よみうりランド開業60周年を記念し、開業以来初となるナイター営業「よるランド」を開催。
  • 2012年:「キドキドよみうりランド店」オープン。
  • 2016年2月18日:川崎競馬場敷地内にマーケットスクエア川崎イーストをオープン。
  • 2016年3月30日:船橋オートレース場廃止。
  • 2016年4月8日:船橋競馬場駐車場敷地に船橋場外(競輪オートレース場外)を移転開設。
  • 2017年:「あそびのせかいプライムツリー赤池店」オープン
  • 2020年3月23日:「HANA・BIYORI(はなびより)」オープン
  • 2020年12月28日:株式公開買付けにより、読売新聞グループ本社の連結子会社となる。
  • 2021年3月23日:東京証券取引所市場第1部上場廃止
  • 2021年3月25日:株式併合により、読売新聞グループ本社の完全子会社となる。

業績推移[編集]

決算年度 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 備考
2014年度 17,295 2,276 3,089 1,769
2015年度 18,771 1,983 2,854 1,986
2016年度 21,051 2,106 2,620 3,551
2017年度 20,921 2,315 2,568 2,623
2018年度 21,957 3,263 3,537 2,338
2019年度 22,238 3,122 3,372 2,118
2020年度 13,225 1,638 1,867 714 第3四半期までの数字。
2021年度 - - - -
2022年度 25,415 - 6,119 3,982
2023年度 26,584 - 6,292 3,759

※2020年度第3四半期まで上場していたため決算短信を参照

施設[編集]

子会社[編集]

  • 株式会社よみうりサポートアンドサービス
  • よみうりスポーツ株式会社
  • よみうり開発株式会社

参考文献[編集]

  • 『よみうりランド レジャーとともに40年』 よみうりランド社史編纂委員会編、1989年
  • 『僕たちの大好きな遊園地』 洋泉社MOOK シリーズStartLine 15、2009年(p.79-81)

脚注[編集]

外部リンク[編集]