鶴見貯油施設
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座標: 北緯35度29分57秒 東経139度42分14秒 / 北緯35.499247度 東経139.704015度
鶴見貯油施設(つるみちょゆしせつ、英: Fuel Terminal Tsurumi)は、神奈川県横浜市鶴見区に所在する在日アメリカ海軍の貯油施設である。組織としてはアメリカ海軍横須賀補給センター(U.S.FISC Yokosuka)管理下にあり、鶴見貯油施設の看板にも併記されている。
概要
[編集]吾妻倉庫地区からタンカーで輸送された航空燃料を貯蔵する。吾妻倉庫地区と鶴見貯油施設の貯油能力は約570万バレルあり、在日米軍の貯油施設としては最大の規模を誇り、全アメリカ軍の貯油施設としても最大級である。ここからさらに、タンク車やタンクローリーを使用し、横田飛行場や厚木海軍飛行場まで航空燃料を輸送する。
東日本旅客鉄道(JR東日本)鶴見線の安善駅に隣接し、同駅へ続く専用線を保有する。この専用線はかつての鶴見線石油支線の浜安善駅(貨物専業駅)に接続していたが、現在ではこの支線および浜安善駅自体が安善駅構内の扱いとなっている。タンク車は現在でもここを通じて発送されており、安善駅から南武線を経由して青梅線の拝島駅へと航空燃料を輸送する『通称:米タン』と呼ばれる貨物列車が走っている。拝島駅からは横田飛行場へ通じる専用線を経由して航空燃料が届けられる。
鶴見貯油施設があった場所には、1923年(大正12年)から日本石油(現・ENEOS)の鶴見製油所が操業していた。鶴見製油所は1945年(昭和20年)に空襲で壊滅、その後1949年(昭和24年)に正式に閉鎖された。
データ
[編集]- 所在地:神奈川横浜市鶴見区安善町2丁目(エリアI)、安善町1丁目(エリアII)
- 管理部隊:在日アメリカ海軍横須賀補給センター
- 従業員数:約87名
- 敷地面積:183,784m2
- タンク:20基
- 提供開始:1952年(昭和27年)11月21日
関連項目
[編集]- アメリカ軍>在日米軍
- 横浜市内のその他の米軍関連施設
- 深谷通信所(送信施設) - かつては横浜市泉区に所在する在日米海軍の基地であったが、2014年6月に同施設を含めた土地全体が日本へ返還された。
- 上瀬谷通信施設(受信施設) - かつては横浜市瀬谷区・旭区に所在する在日米海軍の基地であったが、2015年6月に同施設を含めた土地全体が日本へ返還された。
- 横浜ノース・ドック - 在日米陸軍及び海軍の港湾施設。横浜港の瑞穂埠頭内に所在。
- 池子住宅地区及び海軍補助施設 - 横浜市金沢区と逗子市にまたがる在日米軍施設で、住宅や運動場などが立地している。
- 根岸住宅地区 - 在日米海軍将官の住宅専用施設。返還合意がなされており、2015年12月に施設内全居住者の退去が完了している。
外部リンク
[編集]- 鶴見貯油施設 - 横浜市役所のサイト