薮野祐三
表示
人物情報 | |
---|---|
生誕 | 日本 大阪府大阪市 |
出身校 | 大阪市立大学 |
学問 | |
研究分野 |
現代政治分析 国際関係論 |
研究機関 | 九州大学 |
学位 | 法学博士 |
薮野 祐三(やぶの ゆうぞう、別表記:藪野 祐三、1946年6月 - )は、日本の政治学者。九州大学名誉教授。専攻は現代政治分析[1]、国際関係論[2]。
経歴
[編集]1965年、大阪府立天王寺高等学校卒業。
1969年、大阪市立大学法学部助手。
1974年、北九州大学(現:北九州市立大学)法学部講師、同助教授、同教授。
1992年、九州大学法学部教授。
2010年、同大学、退職。
2010年 九州大学名誉教授。
【学位】
1988年 法学博士(大阪市立大学)
【海外留学】
1983年 カリフォルニア大学バークレー校客員研究員。
1987年 ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス,客員研究員。
1988~1989年 シンガポール国立大学客員教授。
1990年 ウェールズ大学カーディフ校客員研究員。
1990~91年 オールド・ドミニオン大学(バージニア州)客員研究員。
1993年、 シェフィールド大学(イギリス)客員研究員。
【国際化教育・活動】
2000年、九州大学大学院法学研究院、修士課程に英語コース、アジア比較政治行政コース(Comparative Studies of Politics and Administration in Asia)を開設。
2000年、九州大学法学部・同法学研究院修士課程とオーストラリア、モナッシュ大学、法学部、人文学部との間に交換留学生制度を立ち上げる。
【社会活動】
2014年4月、特定非営利活動法人国境地域研究センター、理事長、センター長(2019年5月まで)。
2017年12月 学校法人「せとうち」、理事、就任(現在至る)
【受賞】2017年、日本政治法律学会より学会賞[3]。
著書
[編集]単著
[編集]- 『現代政治学の位相――行動論以後と政治社会学』(九州大学出版会、1981年)
- 『現代政治学の方法――D・イーストンの「政治の世界」』(法律文化社、1981年)
- 『近代化論の方法――現代政治学と歴史認識』(未來社、1984年)
- 『先進社会のイデオロギー (1)ソシオ・ポリティクスの冒険』(法律文化社、1986年)
- 『先進社会=日本の政治 (1)ソシオ・ポリティクスの地平』(法律文化社、1987年)
- 『先進社会=日本の政治 (2)「構造崩壊」の時代』(法律文化社、1990年/増補版、2006年)
- 『先進社会=日本の政治 (3)21世紀への統治能力』(法律文化社、1993年)
- 『日本政治の未来構想――いま何をなすべきか』(PHP研究所、1994年)
- 『ローカル・イニシアティブ――国境を超える試み』(中央公論社[中公新書]、1995年)
- 『先進社会の国際環境 (1)ローカル・イニシアティブの創造』(法律文化社、1995年)
- 『先進社会の国際環境 (2)21世紀システムの中の国家』(法律文化社、1998年)
- 『先進社会のイデオロギー (2)システムとアクターの相克』(法律文化社、2001年)
- 『ローカル・デモクラシー (1)分権という政治的仕掛け』(法律文化社、2005年)
- 『ローカル・デモクラシー (2)公共という政治的仕組み』(法律文化社、2005年)
- 『失われた政治 政局、政策、そして市民』(法律文化社、2009年)
- 『社会力の市民的創造 地域再生の政治社会学』(法律文化社、2010年)
- 『現代日本政治講義ー自民党政権を中心として』(北海道大学出版会 2019年)
- 『有権者って誰?』(岩波ジュニア新書 2020年)
編著
[編集]- 『アジア太平洋時代の分権』(九州大学出版会、2002年)
共編著
[編集]共著
[編集]- 『抵抗と統合の政治学』(有斐閣、1985年)
- 『現代政治学の理論 (下)』(早稲田大学出版部、1985年)
- 『危機の政治学』(昭和堂 1986年)
- 『冷戦期の国際政治』(慶應通信、1987年)
- 『政策決定の理論』(東海大学出版会、1990年)
- 『比較政治学の理論』(東海大学出版会、1990年)
- 『岩波講座社会科学の方法』第11巻『グローバル・ネットワーク』(岩波書店、1994年)
- 『講座 世紀間の世界政治』第6巻『日本の国際化』(日本評論社、1994年)
- 『政治理論と公共政策』(新評論、1998年)
- 『代議士とカネー全国政治資金調査』(朝日新聞社、1999年)
- 『公共哲学』第10巻『21世紀公共哲学の地平』(東京大学出版会、2002年)
- 『公共政策学』(ミネルヴァ書房、2003年)
- 『世界政府の展望』(早稲田大学出版部、2003年)
- 『国際公共政策への招待』(日本経済新聞社、2003年)
訳書
[編集]- Ph・C・シュミッター, G・レームブルッフ編『現代コーポラティズム(2)先進諸国の比較分析』(木鐸社、1986年)
- S・P・ハンティントン『第三の波――20世紀後半の民主化』(三嶺書房、1995年)
- カール・ドイッチュ『サイバネティクスの政治理論[新装版]』(早稲田大学出版部、2002年)
- チャールズ・E・リンドブロム, エドワード・J・ウッドハウス『政策形成の過程――民主主義と公共性』(東京大学出版会、2004年)
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ 藪野祐三 『失われた政治 政局、政策、そして市民』著者略歴
- ^ WEB第三文明:覇権の時代を平和のネゴシエーターとして生き残る
- ^ 学会賞 歴代受賞者一覧日本政治法律学会