自由同盟 (デンマーク)
デンマークの政党 自由同盟 Liberal Alliance | |
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党首 | アレックス・ヴァノプスラフ |
創立 | 2007年5月7日 |
本部所在地 | コペンハーゲン |
青年部 | Liberal Alliances Ungdom |
政治的思想 |
自由主義[1][2] 経済的自由主義[2][3] 古典的自由主義 (リバタリアニズム)[4][5][6] |
政治的立場 | 中道右派[7] [8] ~ 右派[3][6] |
国際連携 | なし |
欧州連携 | なし |
公式カラー | 青、オレンジ |
国会 |
14 / 179 |
欧州議会 |
1 / 15 |
地方議会[9] |
0 / 205 |
自治体議会[10] |
9 / 2,436 |
シンボル | |
I | |
公式サイト | |
liberalalliance | |
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自由同盟(じゆうどうめい、Liberal Alliance)は、デンマークのリベラル政党。
2007年5月7日に新同盟の名で、国会議員のナサ・カダー、欧州議会議員のアナス・サムエルセン(以上元ラディケーリ所属)、同じく欧州議会議員のヒッテ・ゼーベルク(元保守党所属)の3名により結成。2008年8月27日、現党名に改称した[11]。国内で最も新しく設立された主要政党[12]である。2022年の総選挙では10議席増の14議席を獲得し、躍進した。現在の党首はアレックス・ヴァノプスラフ。
政策
[編集]これまでは左派寄りの戦略を採るラディケーリにも、閣内で影響力を及ぼしつつある右派政党デンマーク国民党にも一定の距離を置いてきたものの、2008年には政策を若干右派寄りに変更した。税制面では所得税を40%に引き下げ均等税とするなど新自由主義的な色彩が濃い[13][12]一方で、義務教育延長や移民制度改革、海外援助額を国内総生産の1%に引き上げる方針[14]などを掲げている。
イデオロギー
[編集]「社会自由主義及び社会保守主義における最良の価値を戴く[15]」中道政党と位置付けており、こうした考えが結党メンバーの出身政党の中間に位置するのは言うまでもない。勿論社会自由主義とはラディケーリの公式イデオロギーで、「社会保守主義」とは福祉国家に重点を置く保守党が掲げてきたものである。なお、ゼーベルクの離党後は「社会保守主義」の部分が抜け落ち党名も自由同盟へと変更したが、残る2名の設立者の間に思想的差異が少なからず存在する。
党員数
[編集]結党から24時間以内に党公式サイトへ12,000名以上の党員登録のアクセスがあり、党設立3日後には16,000名が登録、うち8,000名が党費を支払った[16]。2006年現在で9,500名程度が党費を支払った友党のラディケーリと比較しても引けを取らない。
相次ぐ離党者
[編集]デンマーク国民党の影響力を排除し中道政党を目指す立場から、党の右寄り姿勢に抗議して[17]2008年1月29日にゼーベルクが離党すると、1週間後の2月5日には党所属の国会議員マロウ・アームンドが党を離れヴェンスタ入りしたり[18]、会派を追われる議員などが相次いだ[19]。また、2009年2月5日には党創設時のメンバーで党首のカダーが離党し[20]、代わってサムエルセンが党首に就いた。
脚注
[編集]- ^ Hans Slomp (2011). Europe, a Political Profile: An American Companion to European Politics. ABC-CLIO. p. 415–. ISBN 978-0-313-39181-1 27 July 2013閲覧。
- ^ a b Åsa Bengtsson; Kasper Hansen; Ólafur Þ Harõarson; Hanne Marthe Narud, Henrik Oscarsson (15 November 2013). The Nordic Voter: Myths of Exceptionalism. ECPR Press. p. 205–. ISBN 978-1-907301-50-6
- ^ a b Michael Booth (6 February 2014). The Almost Nearly Perfect People. Random House. p. 78–. ISBN 978-1-4481-9228-1
- ^ “The Liberal Alliance”. The Democratic Society. (February 24, 2014)
- ^ "Against the grain", The Copenhagen Post, March 25, 2012
- ^ a b Isabelle Engeli, Christoffer Green-Pedersen, Lars Thorup Larsen (2012). Morality Politics in Western Europe: Parties, Agendas and Policy Choices. Palgrave Macmillan. p. 152. ISBN 9780230309333
- ^ Wayne C. Thompson (28 August 2013). Nordic, Central, and Southeastern Europe 2013. Rowman & Littlefield. p. 73–. ISBN 978-1-4758-0489-8
- ^ Nina Liljeqvist, Kristian Voss (30 May 2014). “Finland and Denmark: Unprecedented win for the far-right in Denmark, while Finland rewards established parties from the centre”. CISE
- ^ “AKVA3: Valg til regions råd efter område, parti og stemmer/kandidater/køn”. Statistics Denmark. 13 June 2010閲覧。
- ^ “VALGK3: Valg til kommunale råd efter område, parti og stemmer/kandidater/køn”. Statistics Denmark. 13 June 2010閲覧。
- ^ “Nu dropper Ny Alliance også navnet” (Danish). Politiken. (2008年8月28日) 2008年8月28日閲覧。
- ^ a b “New Alliance could crack government”. The Copenhagen Post. (2007年8月5日) 2007年5月13日閲覧。
- ^ “Ny Alliance” (Danish). Ny Alliance. 2007年5月13日閲覧。
- ^ “Det støtter Ny Alliance” (Danish). TV2. (2007年8月30日) 2007年8月31日閲覧。
- ^ Worm, Nikolaj (2007年5月7日). “Ny Alliance drager på landsturné” (Danish). Jyllands-Posten 2007年5月13日閲覧。
- ^ Wind-Friis, Lea (2007年5月10日). “Medlemmer gider godt betale til Ny Alliance” (Danish). Politiken 2007年5月13日閲覧。
- ^ “Gitte Seeberg forlader Ny Alliance” (Danish). Politiken. (2008年1月29日) 2008年1月29日閲覧。
- ^ “Malou Aamund forlader Ny Alliance” (Danish). Politiken. (2008年2月5日) 2008年2月5日閲覧。
- ^ “NA smider Jørgen Poulsen ud af gruppen” (Danish). Politiken. (2008年6月24日) 2008年6月24日閲覧。
- ^ http://nyhederne.tv2.dk/politik/article.php/id-19620126.html