第八号輸送艦
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第八号輸送艦 | |
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基本情報 | |
建造所 | 三菱重工業横浜造船所 |
運用者 | 大日本帝国海軍 |
艦種 | 輸送艦 |
級名 | 第一号型輸送艦 |
建造費 | 6,912,000円(予算成立時の価格) |
艦歴 | |
計画 | マル戦計画 |
起工 | 1944年5月8日 |
進水 | 1944年8月11日 |
竣工 | 1944年9月13日 |
最期 | 1944年12月24日被弾沈没 |
除籍 | 1945年2月10日 |
要目(計画時) | |
基準排水量 | 1,500トン |
公試排水量 | 1,800トン |
全長 | 96.00m |
水線長 | 94.00m |
垂線間長 | 89.00m |
最大幅 | 10.20m |
深さ | 6.50m |
吃水 | 3.60m |
ボイラー | ロ号艦本式水管缶(重油専焼)2基[注釈 1] |
主機 | 艦本式ギアード・タービン1基 |
推進 | 1軸 |
出力 | 9,500hp |
速力 | 22.0ノット |
燃料 | 重油 415トン |
航続距離 | 18ノットで3,700カイリ |
乗員 | 計画時148名 |
搭載能力 | 貨物260トン、14m特型運貨船4隻 |
兵装 | 40口径12.7cm連装高角砲1基、25mm機銃 3連装3基、連装1基、単装4基、爆雷18個 |
搭載艇 |
13m特型運貨船1隻 6mカッター2隻 |
ソナー |
九三式水中探信儀1組 九三式水中聴音機1組 |
第八号輸送艦 (だいはちごうゆそうかん)は、日本海軍の輸送艦。第一号型輸送艦の8番艦。離島への輸送任務中に撃沈された。
艦歴
[編集]マル戦計画の計画名特務艦特型、仮称艦名第2908号艦として計画。1944年5月8日、三菱重工業横浜造船所で建造番号553番船として起工。6月20日、第八号輸送艦と命名。同日付で本籍を横須賀鎮守府と仮定し、第一号型輸送艦の8番艦に定められる。
8月11日進水。15日、艤装員事務所を三菱重工業横浜造船所内に設置し事務開始。
9月13日竣工し、本籍を横須賀鎮守府に定められ、連合艦隊附属に編入。15日、艤装員事務所を撤去。以後小笠原諸島方面の輸送任務に従事。22日、八丈島向け輸送に従事。揚塔後横須賀へ帰投。25日、連合艦隊隷下に新編された第二輸送隊に編入。
12月24日、硫黄島輸送作戦の帰途、父島南南西でアメリカ駆逐艦ケイスほかと交戦し沈没した。
1945年2月10日、第八号輸送艦は第一号型輸送艦と第二輸送隊から削除され、帝国輸送艦籍から除かれた。
艦長
[編集]- 艤装員長
- 加藤至誠 少佐:1944年8月10日 - 1944年9月13日
- 輸送艦長
- 加藤至誠 少佐:1944年9月13日 - 1944年12月6日
- 石井次郎 少佐:1944年12月6日 - 1944年12月24日 戦死、同日付任海軍中佐
脚注
[編集]- 注釈
- ^ 『丸スペシャル』および『特務艦一般計画要領書』による。『日本海軍特務艦船史』では「ホ号艦本式水管缶2基」とある。
- 脚注
参考文献
[編集]- 海軍省
- 法令、令達
- 昭和19年6月20日付 達第202号、内令第778号、内令第779号、内令員第1061号。
- 昭和19年9月13日付 内令第1071号、内令員第1753号、内令員第1754号。
- 昭和19年9月25日付 内令第1112号。
- 昭和20年2月10日付 内令第108号、内令第113号、内令第115号、内令員第244号、内令員第245号。
- 人事発令
- 昭和19年8月14日付 秘海軍辞令公報 甲 第1563号。
- 昭和19年9月19日付 秘海軍辞令公報 甲 第1597号。
- 昭和19年12月11日付 秘海軍辞令公報 甲 第1665号。
- 昭和20年11月12日付 海軍辞令公報 甲 第1979号。
- 戦時日誌、その他
- 昭和19年8月24日付 秘海軍公報 第4779号。
- 昭和19年9月18日付 秘海軍公報 第4803号。
- 横須賀防備戦隊戦時日誌。
- 法令、令達
- 『新造船建造史』、三菱重工業株式会社横浜製作所、1988年。
- 世界の艦船 No. 522 増刊第47集 『日本海軍特務艦船史』、海人社、1997年。
- 日本造船工業会 『特務艦一般計画要領書』。
- 福井静夫 『写真 日本海軍全艦艇史』、ベストセラーズ、1994年。ISBN 4-584-17054-1
- 防衛研修所戦史室 戦史叢書 第88巻『海軍軍戦備(2) -開戦以後-』、朝雲新聞社、1975年。
- 丸スペシャル No. 50 日本海軍艦艇シリーズ 『掃海艇・輸送艦』、潮書房、1981年。
- 明治百年史叢書 第207巻 『昭和造船史 第1巻(戦前・戦時編)』、原書房、1977年。