湯浅学
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湯浅 学 | |
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誕生 |
1957年1月4日(67歳) 日本・神奈川県横浜市 |
職業 | 音楽評論家 |
活動期間 | - |
ジャンル | 音楽 |
湯浅 学(ゆあさ まなぶ、1957年1月4日 - )は、日本の音楽評論家。神奈川県横浜市出身。妻は翻訳家の湯浅恵子。
略歴
[編集]東京造形大学デザイン学科映像専攻卒業。在学中より大瀧詠一の事務所・スタジオでアシスタントを経験[1]。1982年には根本敬・船橋英雄と「幻の名盤解放同盟」を結成[2]。廃盤となった個性的すぎる歌謡曲の紹介・復刻を手がける[3]。
また音楽評論家として、ジャンルを越境したディープな音楽について、多くの雑誌やライナーノーツに執筆。バンド「湯浅湾」のリーダーとしても活動している[2][4]。
2020年1月より俳優の歌手活動に関するコラム『役者の唄』をデイリー新潮で連載開始[5]。同年4月より「レコード・コレクターズ」誌にて大滝詠一に関する連載『Along A LONG VACATION』を開始[6]。
2018年に東京から埼玉県小川町に移住し、畑で野菜を作っている[7]。この引っ越し作業の最中に、『鶴瓶の家族に乾杯』(NHK総合、2018年12月10日放送)の制作チームと遭遇し、番組に登場した[8]。
著書
[編集]単著
[編集]- 『人情山脈の逆襲』 ブルース・インターアクションズ, 1996.8
- 『音海 : 夜明けの音盤ガイド』 ブルース・インターアクションズ, 1997.7
- 『音山 : 呼べば応える音盤の木霊書』 水声社, 1999.4
- 『レコード・コレクターズ増刊・嗚呼、名盤』 ミュージックマガジン, 2006.8
- 『あなのかなたに』 扶桑社, 2009.2
- 『音楽が降りてくる』 河出書房新社, 2011.10
- 『音楽を迎えにゆく』 河出書房新社, 2012.2
- 『アナログ・ミステリー・ツアー 世界のビートルズ 1967-1970』青林工藝舎 Pヴァイン,2013.2
- 『ボブ・ディラン――ロックの精霊』 岩波新書, 2013.11
- 『てなもんや SUN RA 伝 音盤でたどるジャズ偉人の歩み』ele-king books(Pヴァイン), 2014.10
共著
[編集]- 『ディープ・コリア』 根本敬:画 湯浅学:文 船橋英雄:写真. ナユタ出版会, 1987.12
- 『踊る目玉に見る目玉 : アンクル・ウィリーのザ・レジデンツ・ガイド』アンクル・ウィリー:著 湯浅学:監修 湯浅恵子:訳 河出書房新社, 1995.7
- 『時代の体温 - 陰核・混沌の隣人たち』 根本敬:作画 湯浅学:作音 水声社, 1999.11
- 『ラヴ・ジェネレーション1966-1979 : スパイダース,ジャックスからYMO,東京ロッカーズまで』 田口史人&湯浅学&北中正和監修 音楽之友社, 2001.5
- 『ザ・ディープ・コリア : 豪定本』 根本敬:主画 湯浅学:主文 船橋英雄:主撮. ブルース・インターアクションズ, 2002.7
- 『サン・ラー伝 : 土星から来た大音楽家』 ジョン・F.スウェッド:著 湯浅学:監修 湯浅恵子:訳 河出書房新社, 2004.7
- 『モータウン・ハンドブック』湯浅学:編 K&Bパブリッシャーズ 2004.5
- 『ドントパスミーバイ』 根本敬&湯浅学:著 東京キララ社 2011.6
- 『音盤時代の音楽の本の本』 大谷能生、佐々木敦、高橋健太郎、他共著者多数 カンゼン 2012.2
- 『アナログ・ミステリー・ツアー世界のビートルズ1962-1966』湯浅学著、兜田麟三編、青林工藝舎 2012.4
- 『元祖ディープコリア』根本敬:主画 湯浅学:主文 船橋英雄:主撮 K&Bパブリッシャーズ 2013.2
- 『音楽談義』湯浅学・保坂和志:著、ele-king books(Pヴァイン) 2014.11
「幻の名盤解放同盟」名義
[編集]- 『定本ディープ・コリア』 青林堂, 1995.4
- 『ディープ歌謡』 ペヨトル工房, 1996.8
- 『夜、因果者の夜』 ペヨトル工房, 1997.8.
- 『幻の名盤百科全書』 水声社, 2001.1.
- 『お色気ディープ東京』 ブルース・インターアクションズ, 2002.3
ラジオ
[編集]- ドントパスミーバイ(InterFM)2010年10月-2011年1月
- 番組のタイトルはビートルズの楽曲「ドント・パス・ミー・バイ」から。
- 新ドントパスミーバイ~明日への願い(JFN)2012年4月-2013年3月
- 世界の快適音楽セレクション (NHK FM) 1999年4月~
- 現代の吟遊詩人 ボブ・ディラン(NHK第二放送(AM)カルチャーラジオ日曜版)
- 伊集院光とらじおと(TBSラジオ) 2016年4月-2022年3月 - ユニークなレコードを紹介する「アレコード」のコーナーに持ち回りで出演した。
脚注
[編集]- ^ “根本敬×湯浅学 ディープ・コリアン・ロック対談(アジアの音楽がこんなにも熱い理由は? - Rolling Stone(ローリングストーン) - X BRAND)”. Yahoo! JAPAN (2011年7月27日). 2014年3月10日閲覧。
- ^ a b “湯浅湾プロフィール”. boid net (2010年8月13日). 2014年3月10日閲覧。
- ^ “アーティストプロフィール/湯浅 学 (ゆあさまなぶ)”. ラジオデイズ. 2020年8月23日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “湯浅湾が10年半ぶりニューアルバム発表、リリースツアーも決定”. 音楽ナタリー. 2020年8月23日閲覧。
- ^ “勝新太郎は「真性のミュージシャン」だった 「不知火検校」で一気に変転”. デイリー新潮 (2020年1月29日). 2020年8月23日閲覧。
- ^ “大滝詠一に関する長期連載が音楽雑誌・レコード・コレクターズでスタート | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス”. SPICE(スパイス)|エンタメ特化型情報メディア スパイス (2020年4月13日). 2020年8月23日閲覧。
- ^ “住み継ぐスタイル 移住者:湯浅学さん”. 小川町移住サポートセンター. 2024年1月20日閲覧。
- ^ “加山雄三が「鶴瓶の家族に乾杯」初登場、鶴瓶は引っ越し作業中の湯浅学に遭遇”. 音楽ナタリー (2019年11月29日). 2024年1月20日閲覧。