渋峠ホテル
渋峠ホテル | |
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ホテル概要 | |
正式名称 | 渋峠ホテル |
階数 | 1 - 3階 |
部屋数 | 16室 |
開業 | 1951年[1] |
最寄駅 | 長野電鉄長野線 湯田中駅 |
最寄IC | E18 上信越道 信州中野IC |
所在地 |
〒381-0401 長野県下高井郡山ノ内町平穏 |
位置 | 北緯36度39分58.2秒 東経138度32分2.7秒 / 北緯36.666167度 東経138.534083度座標: 北緯36度39分58.2秒 東経138度32分2.7秒 / 北緯36.666167度 東経138.534083度 |
公式サイト | 公式サイト |
渋峠ホテル(しぶとうげホテル)は、長野県と群馬県との間にある渋峠に存する旅館業法に基づく旅館・ホテル営業施設である。
概要[編集]
本ホテルは、長野県下高井郡山ノ内町大字平穏と群馬県吾妻郡中之条町大字入山との間に存する渋峠に近接して立地する宿泊施設である。
熊本・大分の両県境に存在する杖立温泉「肥前屋旅館」などとともに、都道府県境に立地する珍しい宿泊施設として有名で、建物外観および建物前面のスペースには県境を示す印が設けられ、建物ファサードも群馬県側と長野県側で異なっている。建物は3分の2が長野県、3分の1が群馬県に属し、登記上は長野県になっている[1][2]。固定資産税は山ノ内町と中之条町の双方に納め、遭難が発生した場合は長野県警察・群馬県警察のどちらにも通報する[1]。
施設敷地は、上信越高原国立公園内にあり国立公園法の第2種特別地域に属する。
敷地北側及び東側は国道292号に接続しているが、冬期は国道が通行止めのため車によるアクセスができず、唯一の交通手段は横手山スキー場と渋峠スキー場の索道またはスキー滑降となる。無雪期は渋峠を往来するドライバーの、有雪期はスキーヤーの利用が多くなる[1]。
1951年(昭和26年)にツアースキーヤーの遭難対策として渋峠ヒュッテとして開業した。設置したのは群馬県である[1]。
施設・サービス[編集]
- 鉄筋コンクリート造、切妻屋根、地上3階建て、客室数16室。
- 1階:フロント、ロビー、大食堂(喫茶店含む)、売店(春季-秋季)
- 2階:客室(10畳5室、8畳6室、大広間56畳)
- 3階:客室(10畳5室)
- その他 レンタルスキー/レンタルボードあり。無線LAN。
- 日本国道最高地点到達証明書を1枚100円(税込)で発行[3]。
沿革[編集]
- 1951年(昭和26年) 渋峠ヒュッテ開業。
- 1963年(昭和38年) 草津越えスキーツアーの横手山~渋峠(現:渋峠スキー場)が国設スキー場として整備される。
- 1965年(昭和40年) 渋峠ヒュッテ新館開業(増築[1])。主要県道中野長野原線(現:国道292号線)が開通する。長野電鉄が渋峠までの路線バス運行開始。渋峠リフト架設(夏冬併用)。
- 1966年(昭和41年) 渋峠ホテルに改称。
- 1970年(昭和45年) 主要県道中野長野原線舗装化、有料道路化。
- 1972年(昭和47年) 主要県道中野長野原線が一般県道中野長野原線へ降格。
- 1993年(平成5年) 一般県道中野長野原線が国道292号に昇格編入。
脚注[編集]
参考文献[編集]
- 秋山忠右、中原淳『知られざる日本の不思議百景 「県境」の秘密』PHP研究所、2009年12月25日、229頁。ISBN 978-4-569-77356-8。