山口幸空
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国 | 日本 | ||||||||||||||
生年月日 | 2008年4月28日(16歳) | ||||||||||||||
故郷 | 神奈川県横浜市 | ||||||||||||||
種目 | 女子体操競技 | ||||||||||||||
実績 | Junior International Elite | ||||||||||||||
所属 | 米田功体操クラブ | ||||||||||||||
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山口 幸空(やまぐち さら、2008年4月28日[1] - )は、日本の体操選手。神奈川県横浜市出身。2023年世界ジュニア体操競技選手権大会の個人総合で2位と団体総合で優勝。2022年の全日本種目別選手権の平均台とゆかで優勝。
経歴
[編集]2021年の全日本種目別選手権のゆかで決勝に進出し、7位に入賞した[2]。団体選手権では所属クラブの8位入賞に貢献し、個人総合で7位に入賞した[3]。
2022年の全日本選手権の個人総合では10位[4]。NHK杯では個人総合8位で、ゆかと平均台で大会最高得点を記録した[5]。種目別選手権では平均台とゆかで金メダルを獲得[6]。団体選手権では所属クラブの4位入賞に貢献し、個人総合で宮田笙子と岡村真に次ぐ3位となった[7]。
2023年世界ジュニア体操競技選手権大会の代表に選出され、国際大会初出場を果たし、団体総合では中村遥香、水野壬華とともに出場し、金メダルを獲得した[8][9]。団体総合は個人総合の予選を兼ねており、1位で決勝に進出するとともに段違い平行棒と平均台でも決勝に進出[10]。個人総合では、中村に次ぐ2位[11][12]。段違い平行棒で5位、平均台で4位に入賞[13]。
2023年の全日本選手権個人総合の予選では54.566点で首位だったが[14][15]、2日目の決勝の途中で左膝を負傷して途中棄権[16]。その後、自身のSNSにて、左膝の前十字靱帯損傷と診断されたことを公表した[17]。2024年の全日本選手権での復帰を目標にしていたが、同年3月、自身のInstagramで左膝前十字靭帯損傷を再発したことに伴い、トライアウトの参加を断念したことを報告。自身が目標にしていたパリオリンピックの出場が消滅したが、4年後のロサンゼルスオリンピックを目指すことを明らかにしている[18]。
人物
[編集]大切にしている言葉は「有言実行」[19]。
脚注
[編集]- ^ “2nd FIG Artistic Gymnastics Junior World Championships Antalya (TUR), 29 March - 2 April 2023 Women Entry List by NOC”. USA Gymnastics. International Gymnastics Federation. pp. 11 (2 April 2023). 11 April 2023時点のオリジナルよりアーカイブ。11 April 2023閲覧。
- ^ “2021 All-Japan Event Championships Results”. The Gymternet (8 June 2021). 10 May 2023閲覧。
- ^ “2021 All-Japan Team Championships Results”. The Gymternet (13 December 2021). 10 May 2023閲覧。
- ^ “2022 All-Japan Championships Results”. The Gymternet (23 April 2022). 10 May 2023閲覧。
- ^ “2022 NHK Trophy Results”. The Gymternet (16 May 2022). 10 May 2023閲覧。
- ^ “2022 All-Japan Event Championships Results”. The Gymternet (20 June 2022). 10 May 2023閲覧。
- ^ “2022 All-Japan Team Championships Results”. The Gymternet (12 December 2022). 10 May 2023閲覧。
- ^ “Japan top medals table with team successes at Artistic Gymnastics Junior World Championships”. Inside the Games (2 April 2023). 11 April 2023閲覧。
- ^ “日本が女子団体総合で優勝 体操の世界ジュニア選手権”. 産経新聞 (2023年3月31日). 2023年5月18日閲覧。
- ^ “The Japanese women are World Junior team champions!”. International Gymnastics Federation (30 March 2023). 11 April 2023閲覧。
- ^ “Young sensations Qin, Nakamura capture World All-Around titles in Antalya”. International Gymnastics Federation (31 March 2023). 11 April 2023閲覧。
- ^ “【体操】中村遥香が個人総合V、山口幸空2位 男子は角皆友晴が4位 世界ジュニア選手権”. 日刊スポーツ (2023年4月1日). 2023年5月18日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “2nd FIG Artistic Gymnastics Junior World Championships Antalya (TUR), 29 March - 2 April 2023 Women's Event Finals”. USA Gymnastics. International Gymnastics Federation. pp. 2, 3 (2 April 2023). 1 May 2023閲覧。
- ^ “All-Japan All Around Championships 2023: 14-year-old Yamaguchi Sara is top finalist and on verge of national stardom”. Olympic Channel (20 April 2023). 10 May 2023閲覧。
- ^ “体操パリ五輪期待の星 14歳山口幸空が首位「たまたまじゃないかなと…」”. スポニチ (2023年4月21日). 2023年5月18日閲覧。
- ^ “山口幸空、山田千遥が左膝負傷で途中棄権 田中光女子強化本部長「疲れもある中、無理した部分もあったのだろう」/体操”. サンケイスポーツ (2023年4月22日). 2023年5月18日閲覧。
- ^ “【体操】14歳の山口幸空、前十字靱帯損傷で今季絶望 来春の全日本選手権での復帰目指す”. 日刊スポーツ (25 April 2023). 18 May 2023閲覧。
- ^ “いつも応援、サポートをしていただいている皆さまへ いつも暖かいご声援ありがとうございます。全日本トライアウトの棄権からご報告が遅くなりました。棄権をした理由は、前日の会場練習で左膝を再受傷してしまったからです。診断結果は、左膝前十字靭帯損傷(断裂)でした。この1年間応援してくださった方々に演技をお見せすることができず悔しく思っています。去年の全日本で怪我をした時はすぐにパリに向けて前を向くことができ、この1年間リハビリやトレーニングを頑張ってきました。でもパリ五輪の目標を叶えることができず、気持ちの整理には時間がかかりました。怪我直後は競技への恐怖心がとても強かったです。また沢山の応援やサポートがあったにも関わらず結果を残すことができなかった悔しさと申し訳ない気持ちでいっぱいになり、自信も無くしてしまいました。家族や先生には体操を辞めたいけど結果で恩返し出来なかった悔いが残っていると伝えました。そうしたら結果を残すことだけが恩返しになるのではなく、何度でも立ち上がって頑張り続けることが大事なのではないかと言われました。それを聞いて、結果が全てではなく、目標に向かって頑張り続ける自分を見てもらいたいと思い、また体操を頑張ろうと思うことができました。怪我で思い通りに行かない中でも衰えることなく進化し続ける選手になっていきたいと思うし、成長する姿を皆さんに見せていきたいと思っています。4種目の復帰は時間をかけてやっていきたいと思っています。そしてまた4年後のオリンピックを目指します。これからも応援よろしくお願いします。”. 山口幸空 (@yamaguchi_sara_2) - Instagram (March 14, 2024). April 12, 2024閲覧。
- ^ “14歳の山口がトップ、パリ五輪へ有力候補”. 産経ニュース (2023年4月20日). 2023年6月20日閲覧。