和気駅
和気駅 | |
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駅舎(2024年8月) | |
わけ Wake | |
◄JR-S10 吉永 (5.3 km) (4.6 km) 熊山 JR-S08► | |
所在地 | 岡山県和気郡和気町福富572-9 |
駅番号 | JR-S09 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■山陽本線 |
キロ程 | 114.8 km(神戸起点) |
電報略号 | ワケ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面3線 |
乗車人員 -統計年度- |
1,081人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1891年(明治24年)3月18日[1] |
備考 |
和気駅 | |
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山陽本線ホームから望む駅舎(1990年) | |
わけ WAKE | |
◄中山 (2.9 km) (1.5 km) 本和気► | |
所属事業者 | 同和鉱業 |
所属路線 | 片上鉄道線 |
キロ程 | 8.6 km(片上起点) |
電報略号 | ホワ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面3線 |
開業年月日 | 1924年(大正13年)8月31日 |
廃止年月日 | 1991年(平成3年)7月1日 |
備考 | 路線廃止に伴う廃駅 |
和気駅(わけえき)は、岡山県和気郡和気町福富にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅である。駅番号はJR-S09。
概要
[編集]1991年(平成3年)までは同和鉱業片上鉄道線との接続駅であった。
構内には、運転取扱業務に携わるJR西日本岡山支社管内の社員の訓練を行う「岡山総合実設訓練センター」がある[5]。
歴史
[編集]- 1891年(明治24年)3月18日:山陽鉄道三石駅 - 岡山駅間開通時に開設[1][6]。
- 1906年(明治39年)12月1日:山陽鉄道国有化、官設鉄道の駅となる[1]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定、山陽本線所属となる。
- 1923年(大正12年)1月1日:片上鉄道(後に複数回合併され、廃止時点では同和鉱業)の駅が開設。
- 1947年(昭和22年)12月10日:和気駅発 - 倉敷駅着のお召し列車が運転(昭和天皇の戦後巡幸)[7]。
- 1971年(昭和46年)8月15日:貨物取扱廃止[1]。
- 1985年(昭和60年)2月1日:荷物扱い廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、山陽本線の駅はJR西日本の駅となる[1]。
- 1991年(平成3年)7月1日:同和鉱業片上鉄道線廃止。
- 2007年(平成19年) 9月1日:ICカード「ICOCA」が利用可能となる(岡山方面のみ、姫路方面は2018年9月15日から)。
- 2019年(平成31年・令和元年)
- 2020年(令和2年)9月:駅ナンバリング導入、使用開始[9][10]。
駅構造
[編集]単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線を有する地上駅。駅舎は1番のりば(上り本線)側にあり、島式2(中線)・3番のりば(下り本線)へは神戸方にある跨線橋(階段のみ)で連絡している。また駅構内下関方には保線基地備前保線区和気管理室がある[11]。
以前は3番線南側の国鉄(JR西日本)構内に側線2本があり、その南側の同和鉱業構内に片上鉄道線島式ホームが1面あり(4 - 6番のりば。「6番のりば」は5番のりば柵原方にホームを切欠いて設置)、下関・柵原方の地下連絡通路で国鉄側各ホームと連絡していた。また片上鉄道線ホーム南側には片上鉄道線側線群があり、更に柵原方には1960年代に整備された貨物ヤードがあった[12]。
片上鉄道線の廃止後は、鉄道施設は全て撤去され、片上鉄道旧構内や貨物ヤード跡は岡山県道703号備前柵原自転車道線(片鉄ロマン街道)の他、和気町がDOWAホールディングスから土地を賃借する形で2009年、駐輪場・駐車場・ロータリーを整備した[13]。またホーム地下連絡通路は山陽本線ホームの階段部を埋め戻して閉鎖した上で、旧片上鉄道ホーム開口部を駅南側出入口とし、駅本屋横に北側出入口を新設した歩行者・自転車用地下道に転用された[13]。
この他山陽本線と片上鉄道線間にあったJR側の側線跡には2001年、模擬踏切や信号機を備えた訓練線2線を備える岡山総合実設訓練センターが整備されている[14]。
ICカードICOCAの利用が可能。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1 | 山陽本線 | 上り | 相生・姫路方面 | 一部2番のりば |
2・3 | 下り | 岡山・三原方面 |
- 上り本線は1番のりば、下り本線は3番のりばである。なお、2番のりばは上下共用の待避線(中線)である。当駅発着分に使われる。
-
ホーム(2024年8月)
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片上鉄道線ホーム(4 - 6番のりば、1981年頃)
利用状況
[編集]乗車人員推移 | |
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年度 | 1日平均人数 |
1999 | 1,721 |
2000 | 1,745 |
2001 | 1,689 |
2002 | 1,660 |
2003 | 1,622 |
2004 | 1,559 |
2005 | 1,434 |
2006 | 1,410 |
2007 | 1,407 |
2008 | 1,396 |
2009 | 1,361 |
2010 | 1,343 |
2011 | 1,322 |
2012 | 1,344 |
2013 | 1,390 |
2014 | 1,361 |
2015 | 1,399 |
2016 | 1,372 |
2017 | 1,371 |
2018 | 1,341 |
2019 | 1,355 |
2020 | 1,083 |
2021 | 1,063 |
2022 | 1,081 |
駅周辺
[編集]- 和気町役場
- 岡山県備前県民局東備地域事務所
- 備前警察署和気駅前交番
- 和気公共職業安定所(ハローワーク和気)
- 和気労働基準監督署
- 岡山県立和気閑谷高等学校
- 和気郵便局
- 本荘郵便局
- 中国銀行和気支店
- 日生信用金庫和気支店
- 百菜市場和気店
- 国道374号
- 岡山県道・兵庫県道96号岡山赤穂線
- 岡山県道181号和気停車場線
- 岡山県道703号備前柵原自転車道線(片鉄ロマン街道)
バス路線
[編集]隣の駅
[編集]かつて存在した路線
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、221頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 曽根悟『JR全駅・全駅舎西日本編(JR東海・JR西日本・JR四国・JR九州)』学習研究社〈学研の大図鑑〉、2004年4月30日、122頁。ISBN 978-4054021471。
- ^ 『「人ならではのサービス」の充実に向けた体制変更のお知らせ』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2019年5月9日。オリジナルの2019年5月10日時点におけるアーカイブ 。2021年12月29日閲覧。
- ^ a b c 『「みどりの券売機プラス」設置駅拡大のお知らせ』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道岡山支社、2018年12月21日。オリジナルの2019年1月7日時点におけるアーカイブ 。2020年12月23日閲覧。
- ^ 『岡山総合実設訓練センターで津波対応訓練を実施しました』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2015年11月19日 。2024年5月17日閲覧。
- ^ 荒木勉『JR全駅ものしりガイド 西日本編』小学館〈小学館ビッグ・コロタンシリーズ〉、1988年10月1日、185頁。ISBN 978-4092590205。
- ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、100頁。ISBN 978-4-10-320523-4。
- ^ a b “和気駅 駅情報:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2018年12月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年12月23日閲覧。
- ^ 『岡山・福山エリア 8路線82駅への「駅ナンバー」の導入について』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2020年7月28日 。2020年7月28日閲覧。
- ^ 『岡山・福山エリアの主な路線に「路線記号」「ラインカラー」を導入します』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2015年9月17日 。2015年9月17日閲覧。
- ^ 池内三津喜、高尾賢一、辰己新太郎『軌きょう剛性増加によるレール張出し防止手法の検討』(PDF)(レポート)公益社団法人土木学会〈土木学会第70回年次学術講演会〉、2015年9月 。
- ^ 宮脇俊三、原田勝正 編『国鉄全線各駅停車・9 山陽・四国670駅』小学館、1983年12月1日、33頁。ISBN 978-4093951098。
- ^ a b 「和気に来月1日 駅南駐車場オープン」『山陽新聞』山陽新聞社、2009年2月27日、朝刊16版、26面。
- ^ 「JR和気駅に訓練センター完成 緊急事故などに備え」『読売新聞』読売新聞大阪本社、2001年3月9日、大阪朝刊、31面。
- ^ 『岡山県統計年報』(レポート)岡山県 。2024年5月17日閲覧。
関連記事
[編集]外部リンク
[編集]- 和気駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道